懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

古い町並み  倉敷市下津井

2011年09月26日 | 古い町並み
倉敷市児島下津井のメイン道路です。
昔からの町並みの特徴は道の狭さにあります。
道が狭いということは開発から逃れそれだけ古い風景が残されていると言うにもなります。
海岸沿いの狭い土地に民家が連なっているのが下津井の町並みでした。
昔の道は大八車が交差できる広さがあれば十分でした。
この当時でも町並みの家々はかなり傷んでいます。
木造家屋は100年以上経過すると痛みが目立ち瓦を降ろし垂木の交換などが必要です。
法隆寺や東大寺が今も残るのは再建や解体修復する加護者がいたからです。
財政難で補修するのはやめようことする人がいたら朽ち果てた事でしよう。
姫路城はまた解体修理していますが私が子供の頃にも解体修理して50年後にまたやらなくてはならない。木造建築の維持の難しさ、文化財の維持には金の掛かるものです。
下津井の町並みにも古い家屋が沢山ありましたが保存の動きはなく解体されていきました。
本四連絡橋の建設で下津井は埋め立てられ外周に広い道路が大きく風景がかわりました。。

写真の風景は昭和の匂いをのこしています。
買い物が女性、エプロン姿で買い物籠がお母さんの姿でした。
スーパーに車てで買い物に行くようになってエプロン姿は姿を消しました。
まだレジ袋が一般的でなく籠を持っての買い物でした。

子守する老婆、子供を背負風景が少なくなりました。核家族になりおばあちゃんが子守する風景がすくなくなりました。
動物はすぐに親になり子供を産めなくなると死にます。しかし、人間は長生きで子供を産む期間と産まない期間が同じになりました。嫁への遠慮もあり孫の子育てに関与しなくなれりました。