懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺民家写真展 -2  斜面に暮らす その2

2014年03月31日 | 岡山の茅葺民家写真展
撮影場所 岡山県賀陽町

斜面に暮らす民家、昔からある集落を見ると田圃や畑の真ん中に家を建てる事はすくない。
民家は条件の悪い斜面に建てる。
生活の糧の穀物や野菜を育てるのを優先し人の住む土地は二の次にしたものと考えられる。
人口が増え続けてもこの掟を破ると農業崩壊になりかねなかった。
市街地近郊の農地も建物の建設は厳しく制限してきた。
西日本は土地が狭く人口も多かったのでこの傾向が強い。
東北などに行くと土地が広いので劣悪な場所には建物はない。棚田や段々畑にしてまで農作物は作っていない。雪の多いところは道路除雪をやってくれないので山の中の一軒暮らしはできない。
土地の広さや気象条件などで日本の集落の形態は土地によって違いがある。
それも観察し記録に留めておくと面白いかも

この民家の裏に登ると今は岡山自動車道が見える。時代はすこしづつ変化していく。