懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,172 柿のある風景

2014年11月06日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 岡山県吉備中央町

柿は日本の田舎の風景には欠かせない。柿とススキと稲を干す風景はみんな懐かしいと思う光景である。田舎の家には柿の木どこにでもある。庭に植えない時は畑の隅や田の法面に植えてある。最近は過疎化が進み熊が民家の近所まで来て柿の実を食べるので熟れる前に収穫するところが増えた。
縁日などでな苗木を買ってきて新築や子供の誕生に植える。
庭には実のなるキは植えないとものだと言われるがそれは本格的な日本庭園であって庶民の狭い庭ではミカンや柿を植えて収穫を楽しんだほうがよい。
子供や孫も収穫の楽しみを体験させた方が大人になっても為になる。
人間は何事も体験をして初めて成長する。
40歳、50歳が来ても自然の体験に乏しい人がいる。
恥をかかないためにも子供のころから自然体験は必要だ。
親が柿を干して干し柿作りも子供はその過程や食べた味を大人になっても懐かしがるものだ。
柿の木が好んで植えられる背景には丈夫で消毒の必要がない。果樹の寿命は10年から20年くらいのものだが柿は100年以上生きる。
昔は柿渋を採取したり木も木目が美しく家具や細工物に利用された。

我が家では干してから10日くらいの半乾きの柔らかいを食べる。
冷凍するといつでも柔らかい状態で食べられる。