懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺民家写真展 - 55  めわらの乗る屋根

2014年11月09日 | 岡山の茅葺民家写真展
撮影場所 岡山県中央町(現在は美咲町)


「めわら」は茅の葉を落とし軸だけにしたものを束ね棟飾りに乗せた物です。
岡山県では岡山の中央部のみ残る棟飾りです。岡山ではこの棟飾りをカラスオドシとよんでいる。
県北の東部は栗などの木の棟飾りを乗せる。
岡山県も南部の民家には棟飾りは乗せない。
この「めわら」は兵庫県南部に広く残るが茅の束にトタンで巻いているので純粋のめわらに出合うのは大変難しくなった。

中央町や建部町、旭町にはこのめわらの民家が残っていた。
しかし、茅葺き民家自体が消えてしまった。
この民家は中央町の棚田百選に選ばれている地域の脇に残っていた。