懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,255 大分県日田市の民家

2015年11月26日 | 日本茅葺紀行
日田市には100軒の茅葺きが゛残っているとの掲示板の情報をもとに希望をもって訪れた。100軒もあればすぐに見つかるはずだがなかなかない。
その人の何年前の記憶であろうか、以前岩手の浄法寺町に50軒茅葺きがあるという情報に行って見たが廃屋が一軒しかなかった。20年も前の記憶は現実的でない。
私はもう車の運転が出来ず乗り降りも家内に介助してもらっている身である。
全く茅葺きもなく無駄走りを続けるのは心苦しい 。自分ひとりなら我慢して諦めず探すが家内の顔色を見ながらさがすのも辛い。家内が切れて茅葺き民家なんか撮りに行かないと言われそうで怖い。神田川の歌の一節である。「あなたの優しさが怖かった」
日田市にも何軒か茅葺き民家はあったから救われたが全くないと落ち込むところだ。

日田市周辺は茅葺きより杉皮葺の民家が多い。茅より黒く写るが雨にあたると真っ黒に見える。撮影しにくい被写体である。