懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

認知症

2020年02月22日 | 日記
介護施設に通っていても認知症の人は判別しにくい。 
スタッフも守秘義務があり個人の問題は絶対に言わない。
Aさんは今年から介護施設に来始めた。80歳の男性、歩くのもしっかりしている。
どこが悪いのかも聞きずらい。高校で硬式野球をやっていた。今でも走れるという。
2月の中旬になり、こんな事を言った、今日初めて介護施設に来たが帰りはどうするのかという。
毎週会うので5回は見ている。今日は何で来たのかと聞いたら分からんという。
介護施設に来る理由が分かった。

Bさん歩行や運動機能は問題なし、会話も偉そうに言うしどこに問題があるかと思った。その人のテーブルを見たらノートと筆記用具があり、日付ややった事を書いている。私はそのノートと見ていて、何故書いているのかと聞いたら他人の物を勝手に見るなと怒り出す。先日、送迎の車で一緒になり出発前に奥さんから電話があり買い物が少し遅くなる。降りるのは最後にしてほしいというものだった。誰かが監視していないと10キロも出歩き帰って来れなくなるそうだ。

認知機能の落ちている人は、曜日が言えないスケジュール管理ができない。
どんな年寄りになってもスケジュール管理は必要である。
病院や介護の日、打ち合わせや宴会、家族の誕生日や年金支給日、好きなテレビの録画予約、プロ野球や高校野球、大相撲の開幕、ゴミ出し日
そんな物に関心も無くなると脳の機能は低下していくと思う。他人にスケジュール管理を任せるようになると益々低下する。年寄りにはスケジュ―ル管理が欠かせない。多湖輝氏の言うように年寄に必要なのは「きようよう」と「きょういく」だ。
今日はどんな用があるか 今日行くところあるかがボケ防止には必要か