懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 ダムに消えた風景

2020年02月25日 | 茅葺き民家
撮影場所 島根県旧木次町
斐伊川水系の尾原ダム、治水と発電、灌漑用水や生活用水確保の為に建設された。
ダムは集落の集団移転があり反対運動があり妥協するのに35年も掛かる。
しかし、建設が始まると早いもので8年位で完成した。
ダムは治水の役割は、近年の集中豪雨や台風には余り機能していない。
ダムの貯水量は空でも、150mmの降雨量で満水になる。
洪水で被害の出るのは、250mから450mmの降雨がある。
ダムレベルが80%と高ければ、治水の役割はほとんどない。

ダムの出来るエリアは、水没しない民家も立ち退く。民家は撤去、樹木は伐採される。
コンクリートの役場などは残る。
昭和の時代にはダムの建設で数多くの集落が消えた。