秋の七草
20代、30代は山野草など興味なかった。
40代の頃に岡山の山野草という本を買った。野草と木の4巻から出来ていた。
本の著者は電力会社に勤務するサラリーマンで定年近かった。
講演会もあり聞きに行った.一生掛けて野山を歩き回り撮影と観察をしたのであろう。
ライフークとはこんな事かと思った。
岡山県内に撮影のときは山野草の図鑑も持て行った。
秋の七草の出典は何かネットで調べた。
山上憶良の万葉集にあるそうだ。
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花(おみなえし)、藤袴、桔梗
萩や尾花(ススキ)葛はどこにでもある。
万葉集や風土記のように文字や絵で、植物が記録されていて古代の花や産物も分かる。
萩の花は小さくどこがいいのかと思った。女性は好きな人が多い。数咲けば綺麗なものだ。
高速道の切通などの法面によく咲いている.高松道は萩の花だらけ種子を蒔いたか? 自然に生えたのか?
尾花は茅葺の屋根材 ススキ、茅と呼ばれている。尾花の氏名もある.ヤクルト活躍した投手で巨人キラーだった。
葛は豆科で萩と同様に豆の花をしている。根は太くでんぷんが採れる。奈良の名産葛湯
撫子はカワラナデシコの事 ピンクで気品のある花、西洋撫子より好きだ。
カワラナデシコというが河原にはあまりない。岩の山道を走ると下に咲いている。
女郎花や藤袴、桔梗は草原にある.都市部の草原は背高泡立草など外来種に占領され山の方に行かないとみられない。女郎花は黄色い花で仏花にされる.開化すると臭い臭い事 虫をおびき寄せるためか 藤袴も目立たない花 仏花や茶花にする.吾亦紅も一緒に咲いている。
桔梗は自然の花としてはリンドウとともに美しい。種を蒔けばいくらでも増やせるが自然の草原では出会うのが難しい。しかし山口県長門市の青海島の潮風の吹く岩山に沢山咲いていた。土も少ない厳しい条件なのに不思議だ。