私事ですが、11月1日に実家の父が永眠しました。
たった4か月間の闘病で、あっという間に逝ってしまった父でした。
ここに書こうかどうか迷ったのですが、
永年、beads cafeの経理関係をはじめ、
縁の下で私の仕事をずっと支えてくれていた父でもあり、
また、偶然にもbeads cafeの創立記念日が命日と重なったのも何かあるような気がして、
ここで皆様にもご報告させていただきます。
毎朝早朝からbeads cafeの仕事の一部を済ませ、
ゴルフの練習場に通い、仲間とワイワイ元気に過ごしていた父。
それまでの経験を生かし、beads cafeのさまざまな裏方仕事を
一手に引き受けてくれていました。
入院中の4か月間、4回のお給料の計算も病室でこなすなど、
最後まで本当に仕事人間だったように思います。
父は、やんちゃ坊主がそのまま大人になったような人で、
いつも元気に、ダジャレや面白い言葉を連発しつつ、
一方では、教室のアクセサリーのディスプレイやBGMにも
気を使ってくれる、実は繊細でアートな気質も併せ持つ人でした。
そういえば、ビーズショーなどの設営もよく手伝いに来てくれたっけ…。
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一人娘の私は、そんな父の良い面も悪い面もそのまま受け継いだようなところがあり、
正直言うと、仕事のことでも衝突したり反発することも多かったのですが、
父が最後に突然危篤状態になってからは、母と何日も病室に泊まり込み、
意識が朦朧とする父の耳元で「今まで本当にありがとう」と
伝えることができました。
早すぎる死でしたが、最後まで私たちに色々なことを教えてくれた父だったと思います。
お葬式は、最後まで家に戻れなかった父に、
大好きだった音楽を自宅のオーディオで聞かせてあげたくて
無理を承知で、いつも教室を行っている自宅のサロンで行いました。
何もしてあげられなかったけれど、せめてお花で部屋をいっぱいにし、
父が好きだったJAZZやタンゴを心ゆくまでかけました。
歴代のbeads cafeのスタッフたちも集まり、涙を流して見送ってくれました。
出棺のときに、従弟が父の古いギターをつまびいてくれたのが、
変な話ですが、何だかしみじみ、とっても良いシーンとなり…。
きっと父も喜んでくれたことと思います。
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ふとした瞬間に、今も涙が込み上げる事もあるけれど、
さあ!来週から恒例のビーズショーも始まります。
忙しい中、お葬式の手伝いもかって出てくれたスタッフたちですが、
みんなで力を合わせて、次の仕事の準備に邁進しています。
父も天国で、母や、私たち。そしてbeads cafeのことを見守ってくれているでしょう。
パパ(経理ブチョー!)、今まで本当にありがとう。
これからも頑張るからね!
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… Bead Art Show 横浜 2013秋 …
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