beads cafe の片隅で

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「サーミの血」とブレスレット

2017年11月09日 | Weblog

なんと!1年2か月ぶりのブログです。

まだ見てくれている人いらっしゃるかな?

 

さて。

先日ちょっと気になる映画を観ました。

 

「サーミの血」

SAMI BLOOD

 

というのも、今年に入ってから

サーミ族の伝統的なブレスレットづくりを

教えていただく機会があり、

はて、サーミ人ってどんな人たちなんだろうと

興味を持ったのがきっかけ。

 

STORY

忍び込んだ夏祭りで、あなたに恋をした―私を連れ出して

 

 

 

 

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1930年代、スウェーデン北部の

ラップランドで暮らす先住民族、

サーミ人は差別的な扱いを受けていた。

サーミ語を禁じられた寄宿学校に通う少女

エレ・マリャは成績も良く進学を望んだが、

教師は「あなたたちの脳は

文明に適応できない」と告げる。

そんなある日、エレはスウェーデン人のふりをして

忍び込んだ夏祭りで都会的な少年

ニクラスと出会い恋に落ちる。

トナカイを飼いテントで暮らす生活から

何とか抜け出したいと思っていたエレは、

彼を頼って街に出た――。

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↑ これが公式サイトに書かれているあらすじですが

少々おセンチがすぎるかな?

恋の要素はもっと薄かったように思います。

 

ムーミンの原作の話を知った時のように

北欧のダークサイドを見た気がしました。

 

日本でもアイヌ民族の問題がありましたが

まさに同じようなことが

北欧でもあったんですね。

 

映像に透明感があって美しい分、

内容の悲惨さをより冷たく

表現していたように思えました。

 

 

サーミ人は、北欧のラップランドと呼ばれる地域で

主にトナカイを放牧して生活している民族で、

このブレスもトナカイの革や

角を加工してつくったボタンなどが

使われています。

 

サーミ人がその価値を大切にしている

ピューター(錫)を

トナカイの革に刺繍して作るブレスと

幅広の革に穴をあけてそこに白い紐を通すように

刺してつくるブレス。

この技法はカレリア刺繍と呼ばれているそう。

 

生活に密着した

必然の中に生まれるデザイン。

今、気になって仕方ありません。