母の浴衣

図書館で「暮らしの手仕事」という本を借りてきて,見たら、布ぞうりの作り方がでていた。前に公民館で布ぞうり作りの講習会があり２０人募集というので友達と行きたいと思って、申し込もうとしたが定員になってしまってだめだった事がある
今布ぞうり作りが流行っているらしい。

丁度作り方がでていた。古い浴衣がよいということなので１３年前に亡くなった母が我が家にきたときにいつも着ていた浴衣がしまってあったのでそれを使いたいと思って解く事にした。解いているのを主人が見て「その浴衣おばあちゃんが家に来たときに、着ていたね」ですって。覚えていてくれたのね。


浴衣を解いていると母の事がいろいろと思い出されてくる。

母は父と結婚したのが１９歳の時だという。６人兄弟の末っ子で両親に可愛がられて育ったので炊事はあまり好きではなかったらしい。娘時代に仕立て屋さんで行儀見習いをかねて習っていたので和裁は好きで上手だったようだ。

私の子どもたちが小さい時に浴衣を着せたいと思って頼むと喜んで縫って届けてくれた。
初めて作るのでどんなぞうりになるか解からないが楽しみに作ってみよう。