ジロ・デ・イタリア2011 第19ステージ

◆ジロ・デ・イタリア2011 第19ステージ
ティラロンゴ、キター！！
最初のアタックは失敗に終わり、
ここまで鬼牽きしていたディルーカさんに
「何勝手な事してんだ！○○すぞ！」
みたいな形相で睨まれ叱られたもののw
そこで言う通りに大人しくしてたら勝てない訳なんで、
再びアタックした所、
集団から20秒以上の差を付ける事に成功して、
追走のアタックをしたデュポンやホアキンも勢いに欠けてるのもあり、
ティラロンゴがこのまま逃げ切れそうと思った辺りで、
コンタさんの必殺KYアタックが炸裂してw
(実力がKYという意味で性格についてじゃないよw)
残り300mでコンタさんが追いついてきた時は、
ティラロンゴは「今日は全部オワタ　＼(^o^)／」
と思ったに違いなかったでしょうがw
最近は空気が読めることに定評のあるコンタさんが、
去年までチームメイトだった事もあり、
千切る事無く後ろに付くようにペースを緩め、
後ろから来ていたニバリに追いつかれないように、
ゴール前まで引っ張り、
最後は勝利を譲る形で前に出してあげて
ティラロンゴが必死の形相で最後まで踏み続け、
渾身のガッツポーズをしながらゴールしました！
基本アシストの選手としてキャリアを積んできたので、
これがジロ初優勝なのは想像出来たとはいえ、
なんとこれがプロ初優勝らしいですよ！
33歳にして初優勝か…
ゴール後は感極まって泣いてたように、
いろいろ感慨深いだろうな…
先日から積極的に走ってたし、
全てが報われた感じの感動的で素晴らしい勝利でした。
心の底から、おめでとうー！！


※追記
レース後のインタビューによると、
コンタさんとティラロンゴは、
去年までチームメイトと言うこともあり、プライベートでも仲が良いらしく、
ティラロンゴはアタックして一度捕まったあとに、
コンタさんが横に来てアタックすべきタイミングを耳打ちして、
そのタイミングで肩を叩いて「今だ、行け」と言ってくれたらしいです。
終盤にコンタさんが後ろから来るのを見て足が緩んだのは、
諦めや失意からというのではなく、
コンタなら自分を抜くことが無いという安堵感から来たものらしいです。
しかもそこからコンタさんはティラロンゴを励まし、
後続を牽制して最後まで引いてくれるとか…
今までは実力は誰もが凄いと認めているのに、
総合上位狙えたチームメイトに止めさしたりw
ステージ優勝出来たかもしれないチームメイトの優勝潰したりしてただけにw
ぶっちゃけ、この出来事で初めてコンタさんを人間的に凄いな～とか思ったw