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ジロ・デ・イタリア2011 総括

2011-06-02 22:52:31 | サイクルロードレース
◆◆ジロ・デ・イタリア2011 総括◆◆
コンタドールの圧倒的な走りに、ペタッキのベテランらしい巧い走りに、
エウスカルテルのステージ優勝2連勝に、デクレルクのサプライズな勝利に、
ルハノの復活にガドレの躍進というポジティブな出来事に、
アシスト役のティラロンゴの33歳にしてプロ初勝利という感動的な出来事に、
ヴィスコンティのゴール前の驚いた出来事などなど、
今年のジロも様々な出来事が起こり、
いろんな選手が新たに輝いたり再び輝いたりと、
各ステージ毎にドラマがあり、見応え十分で相変わらず面白かった。
ただ、何よりも一番印象に残ったのはレース中のウェイラントの落車事故かな…
あれは本当にショッキングな出来事で、
前にも書いたけど、日本のレース中に同じような事があれば
次の日にレースをやると「不謹慎」と言われ、とてもじゃないけど出来ないと思うのですが、
次の日も追悼ランという形のノーコンテストレースではありながら、
決められていたコースをちゃんと走る(レースを続ける)のを、
ウェイラントの家族も含め誰もが認めてくれるのが、
EUで文化として根付いていて歴史があるロードレースという成熟したスポーツで、
多くの自転車選手が憧れるグランツールの一つのジロ・デ・イタリアというものであり、
「過去には戻れないのだから立ち止まらずに前を見て進み続ける」
という強い意志(哲学)が感じられ、
改めてロードレースの奥深さに感銘を受けました。

過去最高に過酷で「ドM」なコースに関しては、
いろんな思惑があったのは分りますし見所は多かったのも事実ですが、
そこまでやる必要があったのか疑問に残る部分もありましたし、
純粋な平坦ステージが少なかった事もあり、
純粋なスプリントバトルが少なく、
二週目から厳しい山岳ステージを多く設定したのもあり、
スプリンターはみんなリタイアするし、
各賞争い…特に総合争いという所に関しては、
コンタさんが明らかに一人だけ別次元で、
まるで小学生の大会に大人が混じっているようなレベルの違いがあり、
実質総合争いはエトナ(第9ステージ)で終止符が打たれてしまい、
エトナ以降も「石橋を叩いて渡る」ように慎重に着実にタイム差を拡げ、
最終的に二位に大差を付ける形で優勝したことからも分るように、
ライバルと呼べる選手が居なくて、
スリリングな争いは見れなかったのは残念ですが、
改めてコンタさんの凄さを見れたので、これはこれで面白かったかなと。
ただコンタさんの狙える所は狙っていく姿勢は、
勝負事である以上は勝たないと意味が無い訳なんで正しい事ではあるとはいえ、
野球で言うなら大差付いてるのに、
盗塁や送りバントして一点でも追加点を狙うようなものなんで、
人によっては賛否両論出てますし、
勝利をあそこまであからさまに譲るのも賛否両論あるし、
改めてロードレースの独特さも浮き彫りになった気がします。
結局、二週目からは総合争いを面白くしようとした結果、
コンタドールの独擅場になってしまい、
空回りした感が無きにしも非ずだったかな…
同じようなコース設定だとマンネリ化してますしスリルが無いと叩かれるし、
過激なコース過ぎても叩かれるし、
そこに政治的な要素も絡んでくるんですから、コース設定は実に難しいね。

日本人的にはフミが完走したことは実に嬉しい出来事で、
欲言えばステージ優勝に絡んで欲しかったとはいえ、
逃げたステージもありましたし、
本当によくこんなコースを完走したなと!w
本当にお疲れ様でしたー


次はツール前哨戦のドーフィネとスイスですが、
カリフォルニアでは調子が良いとは言えなかったアンディがどこまで調子を戻しているかを筆頭に、
ツールを目指している選手の調子を見るのも楽しみですし、
新たなスター選手が出てくるのかなどなど、見所多くて楽しみだー!
あと、スイスの景色の綺麗さはマジぱないんで、それも楽しみです。



PS
しかし、ジロの放送クオリティーは本当に何とかならないのかね…
雨降ったら見れなくなるとか日本だったら苦情が殺到するぞww
でもこの緩さもジロの一部と言えなくも無いだけに困ったものだw

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