◆ツール・ド・フランス 2012 第14ステージ(山岳ステージ)
LLサンチェス、キター!!
サガンが一番後ろに下がり補給を食べてて、
ジルベールが後ろの見えにくい&追いにくい場所に居るという、
絶妙のタイミングでアタックを決めて、
残り11kmと決して短くない距離があったのですが、
後ろで牽制が入ったりして上手く協調体制をとれないのを尻目に、
じわじわ差を開いていき、
そのまま独走して勝っちゃいましたよー!
昨日はカウンターで飛び出し失敗してただけに、
少し自信を無くしてたでしょうし、精神的なダメージも大きかったでしょうに、
今日も逃げに乗りカウンターで飛び出す勇気と精神力が素晴らしいし、
流石の絶妙なタイミングでのアタックは本当に見事でした!
現在ラボバンクはエースのヘーシンクもリタイアしたので、
4人しか居ないという苦しい状況の中なだけに、
この優勝はラボバンク的にも非常に大きな勝利ですね。オメー!
後続集団のスプリント(2位争い)は、
逃げに乗って山岳でもたいして遅れなかった(!)サガンがトップで入り2位ゴールしました。
中間スプリントもトップで通過したので、更にポイント賞へ近づきましたね。
ただステージ優勝争いに関しては、
いつアタックがあるか分からない状況なのに、
無警戒で補給獲るのはちょっと油断し過ぎだったかなとww
スプリント力は一番あっただけに勿体無いわ~
注目してた総合争いは
解説の栗村さんの例えを引用させてもらうと、
「宝くじは買わなきゃ当たらない」という事で、
誰が僅かな可能性に掛けて宝くじを買いに行くか…
…誰が僅かな可能性に掛けて二つ目の厳しい上りでアタックするか期待された訳ですが、
エヴァンスやヴァンデンブロックが一時は集団の先頭にたったものの、
そこからアタックしたりペースを上げる事は無く、
最終的にはいつものようにスカイが先頭に立ち、
いつものように頂上を通過しましたよ…残念
エヴァンスは宝くじ買う列に並んだけど買わずに立ち去った感じですねw
ただ今日は下りも長いので注目という事で、
下りでのアタックも期待してたのですが、
頂上でエヴァンスがパンクで止まったの筆頭に、
パンクする選手が続出するという事件が起こり、
30名以上の選手が止まるという…
ロードレースの不文律…と言うか、スポーツマンシップ的にも、
ここで勝負するという事は流石にせず、
マイヨジョーヌのウィギンスが先頭に立って、
後続が追いつけるように、ゆっくり走る事を周りに要求して、
周りもそれを尊重して受け入れて、
遅れた選手が合流出来るようにゴールまでゆっくり走ったので、
総合争いに大きい動きはありませんでした。
まぁ、状況分かってないロランが、
一時はウィギンスとフルームの制止振り切って飛び出しましたけど、
無線聞いて状況理解してからは、
スピードを落してウィギンスグループに合流しました。
…知らなかったとは言え今日はバッシング受けるでしょうが、
理由があるんで、そこまで酷くは叩かれないでしょうし、
監督が守ってくれるみたいなんで、まぁ頑張れw
ちなみにパンクが続出した原因は画鋲が撒かれていたらしいですよ…
画鋲という事で、
すぐに空気が抜けてパンクした状態になる人と、
少ずつ空気が抜けていく、所謂スローパンクになる人と別れるのですが、
90kmくらいスピードが出る下りの前の頂上付近で撒かれてたらしいので、
もし集団がペースを落さず走ってたら…
総合上位のスローパンクした選手が全開で走ってたら…
とか考えると実に怖い…
キセロフスキーはそういう状態で下りに入ったのか、
落車して鎖骨折ってリタイアしたみたいですが、
他の選手に大きな怪我が無かったのが不幸中の幸いですね。
この画鋲撒いたクソバカのせいで、
せっかくの勝負所のステージが台無しになったのは最悪ですし、
勝負したかった選手は残念に思ってるでしょうが、
今回は状況が既に分かってるだけに、
一昨年のテクニカルな下りで地面が油撒かれたようにヌルヌル事件の時みたいに、
選手側からは待った事に対する大きな不満は出てないみたいですし、
一般人でも不満を持つ人はあまり居ないと思いますが、どうなることやら…
あと今回は無線があったので早く状況が伝わった訳なんで
無線が必要/不必要論争にも今回の事件は大きく関わりそうですね。
今日は結果としてはスカイは休む事が出来た訳ですので、
まだ本格的な山岳ステージが2ステージあって1つは頂上ゴールとはいえ、
最後が個人TTなの考えると、流石に他の選手が勝つのは…
しかしエヴァンスは何でこんなに運に見放されてるんだろうなw
彼ほどツールで何回も不幸な目にあう人はちょっと見たこと無いわ…
第14ステージ結果
1位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク) 04h50′29″
2位 ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) +47″
3位 サンディ・カザール(フランス、FDJ・ビッグマット)
4位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)
5位 ゴルカ・イサギーレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)
6位 セルジオ・パウリーニョ(ポルトガル、サクソバンク・ティンコフ)+02′51″
7位 セバスティアン・ミナール(フランス、アージェードゥーゼル)
8位 マーティン・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ)+03′49″
9位 エドゥアルト・ヴォルガノフ(ロシア、カチューシャ) +04′51″
10位 ステフェン・クルイスウィク(オランダ、ラボバンク) +04′53″
個人総合成績 マイヨ・ジョーヌ
1位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) 59h32'32"
2位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +2'05"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +2'23"
4位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +3'19"
5位 ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル) +4'48"
6位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック・ニッサン) +6'15"
7位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +6'57"
8位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ) +7'30"
9位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +8'31"
10位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ・ビッグマット)
ポイント賞 マイヨ・ヴェール
ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
山岳賞 マイヨ・ブラン・アポワ・ルージュ
フレデリック・ケシアコフ(スウェーデン、アスタナ)
新人賞 マイヨ・ブラン
ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)
チーム総合成績
レディオシャック・ニッサン
敢闘賞
ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
LLサンチェス、キター!!
サガンが一番後ろに下がり補給を食べてて、
ジルベールが後ろの見えにくい&追いにくい場所に居るという、
絶妙のタイミングでアタックを決めて、
残り11kmと決して短くない距離があったのですが、
後ろで牽制が入ったりして上手く協調体制をとれないのを尻目に、
じわじわ差を開いていき、
そのまま独走して勝っちゃいましたよー!
昨日はカウンターで飛び出し失敗してただけに、
少し自信を無くしてたでしょうし、精神的なダメージも大きかったでしょうに、
今日も逃げに乗りカウンターで飛び出す勇気と精神力が素晴らしいし、
流石の絶妙なタイミングでのアタックは本当に見事でした!
現在ラボバンクはエースのヘーシンクもリタイアしたので、
4人しか居ないという苦しい状況の中なだけに、
この優勝はラボバンク的にも非常に大きな勝利ですね。オメー!
後続集団のスプリント(2位争い)は、
逃げに乗って山岳でもたいして遅れなかった(!)サガンがトップで入り2位ゴールしました。
中間スプリントもトップで通過したので、更にポイント賞へ近づきましたね。
ただステージ優勝争いに関しては、
いつアタックがあるか分からない状況なのに、
無警戒で補給獲るのはちょっと油断し過ぎだったかなとww
スプリント力は一番あっただけに勿体無いわ~
注目してた総合争いは
解説の栗村さんの例えを引用させてもらうと、
「宝くじは買わなきゃ当たらない」という事で、
誰が僅かな可能性に掛けて宝くじを買いに行くか…
…誰が僅かな可能性に掛けて二つ目の厳しい上りでアタックするか期待された訳ですが、
エヴァンスやヴァンデンブロックが一時は集団の先頭にたったものの、
そこからアタックしたりペースを上げる事は無く、
最終的にはいつものようにスカイが先頭に立ち、
いつものように頂上を通過しましたよ…残念
エヴァンスは宝くじ買う列に並んだけど買わずに立ち去った感じですねw
ただ今日は下りも長いので注目という事で、
下りでのアタックも期待してたのですが、
頂上でエヴァンスがパンクで止まったの筆頭に、
パンクする選手が続出するという事件が起こり、
30名以上の選手が止まるという…
ロードレースの不文律…と言うか、スポーツマンシップ的にも、
ここで勝負するという事は流石にせず、
マイヨジョーヌのウィギンスが先頭に立って、
後続が追いつけるように、ゆっくり走る事を周りに要求して、
周りもそれを尊重して受け入れて、
遅れた選手が合流出来るようにゴールまでゆっくり走ったので、
総合争いに大きい動きはありませんでした。
まぁ、状況分かってないロランが、
一時はウィギンスとフルームの制止振り切って飛び出しましたけど、
無線聞いて状況理解してからは、
スピードを落してウィギンスグループに合流しました。
…知らなかったとは言え今日はバッシング受けるでしょうが、
理由があるんで、そこまで酷くは叩かれないでしょうし、
監督が守ってくれるみたいなんで、まぁ頑張れw
ちなみにパンクが続出した原因は画鋲が撒かれていたらしいですよ…
画鋲という事で、
すぐに空気が抜けてパンクした状態になる人と、
少ずつ空気が抜けていく、所謂スローパンクになる人と別れるのですが、
90kmくらいスピードが出る下りの前の頂上付近で撒かれてたらしいので、
もし集団がペースを落さず走ってたら…
総合上位のスローパンクした選手が全開で走ってたら…
とか考えると実に怖い…
キセロフスキーはそういう状態で下りに入ったのか、
落車して鎖骨折ってリタイアしたみたいですが、
他の選手に大きな怪我が無かったのが不幸中の幸いですね。
この画鋲撒いたクソバカのせいで、
せっかくの勝負所のステージが台無しになったのは最悪ですし、
勝負したかった選手は残念に思ってるでしょうが、
今回は状況が既に分かってるだけに、
一昨年のテクニカルな下りで地面が油撒かれたようにヌルヌル事件の時みたいに、
選手側からは待った事に対する大きな不満は出てないみたいですし、
一般人でも不満を持つ人はあまり居ないと思いますが、どうなることやら…
あと今回は無線があったので早く状況が伝わった訳なんで
無線が必要/不必要論争にも今回の事件は大きく関わりそうですね。
今日は結果としてはスカイは休む事が出来た訳ですので、
まだ本格的な山岳ステージが2ステージあって1つは頂上ゴールとはいえ、
最後が個人TTなの考えると、流石に他の選手が勝つのは…
しかしエヴァンスは何でこんなに運に見放されてるんだろうなw
彼ほどツールで何回も不幸な目にあう人はちょっと見たこと無いわ…
第14ステージ結果
1位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク) 04h50′29″
2位 ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) +47″
3位 サンディ・カザール(フランス、FDJ・ビッグマット)
4位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)
5位 ゴルカ・イサギーレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)
6位 セルジオ・パウリーニョ(ポルトガル、サクソバンク・ティンコフ)+02′51″
7位 セバスティアン・ミナール(フランス、アージェードゥーゼル)
8位 マーティン・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ)+03′49″
9位 エドゥアルト・ヴォルガノフ(ロシア、カチューシャ) +04′51″
10位 ステフェン・クルイスウィク(オランダ、ラボバンク) +04′53″
個人総合成績 マイヨ・ジョーヌ
1位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) 59h32'32"
2位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +2'05"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +2'23"
4位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +3'19"
5位 ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル) +4'48"
6位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック・ニッサン) +6'15"
7位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +6'57"
8位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ) +7'30"
9位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +8'31"
10位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ・ビッグマット)
ポイント賞 マイヨ・ヴェール
ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
山岳賞 マイヨ・ブラン・アポワ・ルージュ
フレデリック・ケシアコフ(スウェーデン、アスタナ)
新人賞 マイヨ・ブラン
ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)
チーム総合成績
レディオシャック・ニッサン
敢闘賞
ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
絵文字もたくさんついてて、楽しく読ませていただきましたー(笑)
なんか気に入ってもらえて嬉しい限りです。
今後も期待に沿えれるか分かりませんが頑張りますね。
コメントありがとうございました。