洋楽レビュー/感想。
機械的で冷たく合理的な現代社会の雰囲気とダークな部分と、
深海や宇宙のように理解や知覚出来ない深遠な雰囲気が同居していて、
挑戦的で実験的でいて壮大でディープで知的で魔訶不思議に洗練されている、
テクノ/ハウス/エクスペリメンタル/アンビエント作品。
◆Levon Vincent - Levon Vincent
規則正しい4つ打ちのビートを軸に、
「Kraftwerk」的な無機質でいて整合感がある
アナログなシンセ音のメロディーなんかを入れつつ、
スペーシーで厚みのある音や鍵盤楽器や鍵盤打楽器の音入れたり、
打ち込みのドラム音のリズムを効果的に巧く入れたりと、
中弛みしないように良い意味で「耳に付く」ような音を入れる、
音の選択と重ね方に音量の加減と緩急の付け方、
音を左右に揺らしたり、
リヴァーブを強く掛けたりなどなど、
曲の構成やミックスの仕方やアレンジが、
実にセンスに溢れており、
曲の中にいろんな表情が見えますし、
空間の使い方と音数のバランス感がとにかく半端無く、
いろんな音がいろんな所から聞こえて色が付く様な感覚や、
音が際限無く横にも縦にも広がっていき、
視界がぼやけて何も見えなくなって、
自分がどこに居るか分からないような、
深海や宇宙のような所に居るかと思えば、
急に眩い色や光が見えたり、
一気に音が無くなって視界が開けたりするような感覚や、
知らない内に別世界に迷い込んでしまっていたような不思議な雰囲気すらあるように、
良い意味で掴み所が無い感じで、
実にディープで濃厚で濃密で凄い作品ですね…
基本的に内向きな内容とはいえ、
閉塞感と同時に開放感も感じ取れたり、
繊細でいてダイナミックだったり、
無機質でいてスリリングであったり、
無機質でいて心地良い浮遊感があったりしますし、
ダークアンビエント調になったり、
ダブテクノ/インダストリアル色が強い曲があったり、
「Fuck Buttons」ばりに音が重なっていって閃光を放ちながら爆発したりと、
いろんな時代やタイプのエレクトロニック/テクノミュージックの要素が見られ、
中盤以降からHongkong時の「Monolake」に通じる様な、
洗練されたミニマルテクノっぽさやダークさが出て来て、
「Plastikman」に通じる様な、
宇宙空間に漂ってる感じや、
底が全く見えない深海的な雰囲気が強くなっていくという、
後半に進むにつれてディープになっていく流れは圧巻ですし、
音自体は奇を衒った感じはあまり無く、
要所要所で新しい音も使ってるとはいえ、
どちらかというとアナログ感溢れる音ばかりなのに、
構成がフックとセンス満載なんで、
古臭く感じる事が無い所かモダンにさえ聞こえますし、
トータルで70分以上あるのに最後まで程好い心地良さと緊張感があって隙らしい隙も無く、
機械的で冷たく合理的な現代社会の雰囲気とダークな部分と、
深海や宇宙のように理解や知覚出来ない深遠な雰囲気が同居していて、
挑戦的で実験的でいて壮大でディープで、
知的で魔訶不思議に洗練されているという凄い作品で、
個人的にはここ数年のテクノ作品ではトップクラスの作品だと思う。傑作!
機械的で冷たく合理的な現代社会の雰囲気とダークな部分と、
深海や宇宙のように理解や知覚出来ない深遠な雰囲気が同居していて、
挑戦的で実験的でいて壮大でディープで知的で魔訶不思議に洗練されている、
テクノ/ハウス/エクスペリメンタル/アンビエント作品。
◆Levon Vincent - Levon Vincent
規則正しい4つ打ちのビートを軸に、
「Kraftwerk」的な無機質でいて整合感がある
アナログなシンセ音のメロディーなんかを入れつつ、
スペーシーで厚みのある音や鍵盤楽器や鍵盤打楽器の音入れたり、
打ち込みのドラム音のリズムを効果的に巧く入れたりと、
中弛みしないように良い意味で「耳に付く」ような音を入れる、
音の選択と重ね方に音量の加減と緩急の付け方、
音を左右に揺らしたり、
リヴァーブを強く掛けたりなどなど、
曲の構成やミックスの仕方やアレンジが、
実にセンスに溢れており、
曲の中にいろんな表情が見えますし、
空間の使い方と音数のバランス感がとにかく半端無く、
いろんな音がいろんな所から聞こえて色が付く様な感覚や、
音が際限無く横にも縦にも広がっていき、
視界がぼやけて何も見えなくなって、
自分がどこに居るか分からないような、
深海や宇宙のような所に居るかと思えば、
急に眩い色や光が見えたり、
一気に音が無くなって視界が開けたりするような感覚や、
知らない内に別世界に迷い込んでしまっていたような不思議な雰囲気すらあるように、
良い意味で掴み所が無い感じで、
実にディープで濃厚で濃密で凄い作品ですね…
基本的に内向きな内容とはいえ、
閉塞感と同時に開放感も感じ取れたり、
繊細でいてダイナミックだったり、
無機質でいてスリリングであったり、
無機質でいて心地良い浮遊感があったりしますし、
ダークアンビエント調になったり、
ダブテクノ/インダストリアル色が強い曲があったり、
「Fuck Buttons」ばりに音が重なっていって閃光を放ちながら爆発したりと、
いろんな時代やタイプのエレクトロニック/テクノミュージックの要素が見られ、
中盤以降からHongkong時の「Monolake」に通じる様な、
洗練されたミニマルテクノっぽさやダークさが出て来て、
「Plastikman」に通じる様な、
宇宙空間に漂ってる感じや、
底が全く見えない深海的な雰囲気が強くなっていくという、
後半に進むにつれてディープになっていく流れは圧巻ですし、
音自体は奇を衒った感じはあまり無く、
要所要所で新しい音も使ってるとはいえ、
どちらかというとアナログ感溢れる音ばかりなのに、
構成がフックとセンス満載なんで、
古臭く感じる事が無い所かモダンにさえ聞こえますし、
トータルで70分以上あるのに最後まで程好い心地良さと緊張感があって隙らしい隙も無く、
機械的で冷たく合理的な現代社会の雰囲気とダークな部分と、
深海や宇宙のように理解や知覚出来ない深遠な雰囲気が同居していて、
挑戦的で実験的でいて壮大でディープで、
知的で魔訶不思議に洗練されているという凄い作品で、
個人的にはここ数年のテクノ作品ではトップクラスの作品だと思う。傑作!