アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

父ジェンギンスの誕生日だ

2014-02-09 10:59:00 | 介護
2月9日。

父が生きていたら93歳の誕生日だ。
6年前のこの日の父は病院で胆管がんの痛みを訴えていたんだ。
やっぱり雪が降っていた。

父は若い頃から肝臓がわるくて入退院を繰り返していた。
なくなる前10年くらいもずっと血液検査の値が悪くて病院に通っていた。

だけど、さいごまでウルソしか飲んでいなかった。

父のことは母任せにしていたけど
今の私だったら、父の肝臓を治すためにいろいろ調べただろう。

胆管がんになってもういつ死んでもおかしくないと言われてからは
いろいろ毎日してあげたはずだ。


数日前に亡くなった母の妹は、やっぱり肝臓の病気を長いこと抱えていた。
父と違って、最新医療の処置をいろいろしていたことは本当に偉かったと思う。

最後に亡くなる時って、老衰で弱って逝く以外は、痛みや苦しみがあるので、それが辛いところだ。


父の老人病院に毎日通っていたわたしは、人が亡くなっていくのを何人か経験できた。
医者も看護婦もなくなる時期を知っているのだ。 そして、部屋を個室に移し息を引き取る・・・・
亡くなる人は寒いので電気毛布を使用してた・・・
足が紫色になる・・・
呼びかけには答える・・・

父の場合は突然朝亡くなっていたわけだ。
お別れの時間がなくて良かったと思っている。
一人で静かに逝ったと思っている。

~~~~~~~~~~~~

前置きが長くなった。

もう母がうるさいんだから!
大雪が降って、わたしが朝から仕事で出かけていたもんだから
文句をたれていたらしい。。。

昨日土曜は私が朝7時半に家を出てしまうため
母をデイに送れず、デイは休んで一人で過ごしてもらった。
おにぎりのお昼をたべもせず、大雪を心配し、私が外出していることを怒っていたようだ。

わたしは帰宅後、高円寺へ宴会に行く予定があったのだが、
母の活性化された文句の中、外出もできず諦めた・・・

昨夜は、母の文句が多くてまいったが、
深夜に起きてきて

『 あした、デイに行くって誰が決めたの!
  あのひとでしょ! 
  あの人は、あたしが一日どこかにいけばおかねがはいるんだから!
  あたしは、もうあの人の目もみないで喋ってるわよ。
  あの人のいいなりになるんじゃないよ! 

  あたしは書類をみちゃったんだからね、
  あの人にお金がおくことが書いてあったんだから 』

・・・全くの誤解です。
何度誤解を解いたって思い込んでるから治りません。

年寄りの脳みそってほんと困りものです、



金曜日にお化粧をしてパーマをかけたら
20歳若返りました。
昨日までの母は見られたもんじゃなかった。


やっとここまで雪かきしました。
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2 コメント

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Unknown (kappa)
2014-02-18 23:18:56
お母様、お元気そうで何よりです。
毎日の生活の中で、どうしたらいいのでしょうね。
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Unknown (みるき~)
2014-02-19 01:28:07
★KAPPAさん。 母は父が亡くなる数年前は、体が弱くてボケも進んでもうだめだと思っていたんですが、最近はすっかり元気でボケも目立たなくなりました。 こんなことってあるんですね。 悪いところを治して栄養を取るようになったからかしら。
でも、歩くのはとても弱くなりました。
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