いつも見ている番組で、思いがけない情報が。
今朝の『NHK俳句』のゲストは、黒川伊保子さんでした。
黒川さんは、「感性アナリスト」「語感と感性の関わりに詳しい」のだそう。
脳と言葉の関係を研究されているとか。
ことばの音を発音する時、そういう口の各部の運動や振動などが小脳に伝わって、
「やさしい感じ」とか「強そうな感じ」など、感覚を呼び起こすのだそうです。
――脳に響くイメージ、五感の情感。
言葉を発している本人も、聴いている人も。
日本語というのは、特にそういう言葉の意味とリンクしているとか。
(うまく説明できないのがもどかしいんですが )
とにかく言葉って大切なんですねぇ。ちゃんと選んで使っていきたいです。
すぐに思い当たることが。
外国映画やドラマの「吹替え」です。
私は以前から、吹替えっていうのが、どうにも不自然な感じがしてならなかった。
(吹き替えられた日本語が聴き取れないので好感もてない、というのとは別にね。)
口の動きとゼンゼン違う音声(日本語)を言ってるわけですから。
それと、も一つ。
「難聴なんです」と告げると、たまに
口パクで口の動きを見せてくれる方がおられる。
(「どうせ聴こえないんでしょ」ってことなんでしょうか。)
これ絶対、ものすごくヘン。
聴き取れなくても、声はちゃんと普通に出してほしいんです。
これまで何となく感じていたことを、
専門家として理路整然と説明してくださって、
「そ!それそれ 」と膝を打ったのでした。