わぁ、、すごい深い。
『昨夜のカレー 明日のパン』、こないだは第6話。
「心のよりどころ」という辺りがテーマだったと思います。
このドラマは、お笑いコントみたいな場面もあって、「あほォー」なんて笑っちゃうんだけど、
すごい生き方のアドバイス、ヒントが そこここでキラリと光っている。
特に、ここ。
ムムム(あだ名)は、笑えなくなって引きこもり気味。
ミムラさんが演じてらして、彼女の笑顔は天下一品、やさしくてステキなんですよね。
それが笑えなくなって仕事にもつけず落ち込んでいる日々。。
最近やっと仲間と総菜屋を始め、
生きるのに大切な 何か に、気づき始めている。
そこへ岩井クンの双子の兄(料理屋を父とやっている)が、父とケンカ、家出してきて、
たまたまそのお店へ。一緒にお昼御飯となった。
「別に俺がいなくたって…。そもそもあんな店、開かなくたって誰も困らないし…。代わりはいくらでもあるし。レストラン・居酒屋・食堂――。
それに俺じゃなきゃダメだなんていうのはないでしょ? ありますか? オンリーワン。
その人でなきゃダメだなんていうことあるんですか?」
ムムムは、じっくり考えながら答える。
「その人じゃなきゃダメだっていうのは、あるよ。そんなの、どこにでもある。
でもそれは、自分のことだけ考えている人には無理。
人に喜んでもらうことを考えている人だけが、そんな風になれるんじゃないかな。」
わぁ、、
私は、このムムムほどは引きこもってないけど、すごい共感おぼえてたんです。
なので、このひと言ひと言が、胸にグッときました。
そして、その夜、仕事が終ったときに、仲間に「もう笑えるようになったんだし、お前、なんでも好きな仕事につけよ。」と言ってもらって、ムムムはこう告げる。
「ううん。ここで、私じゃなきゃダメって人になる。そしてこの街の一員になる。」
――感動です。