ゆうべの『クロ現』は、
「学校給食でのアレルギー事故」がテーマ。
先日の死亡事故についての詳しいことが分かるにつれて、驚きの連続!
学校としては、色々考え、対策をとってきたんですね。
ところが、お代わりの時にうっかり、粉チーズ入りのチヂミを一切れあげてしまった。
入っていたのは1gにも満たない量だったとか。
それに身体が激しく反応してしまった…。
さらに、「エピペン」という、自分で注射できる薬を持っていたのに、
持病の喘息発作と思ってしまって、
その子は先生に「打たなくていい」と言った。
先生も、エピペンなんて打ったことは無かったとか(練習の体験も無かった)。
そうして、お昼すぎには、かけがえのない命が。。。
お役所や学校としては、『食育』として、
できる限りアレルギーの子どもも、一緒の給食を食べるのが望ましいとして
対策を練って、実際に進めてきた、その結果が、こういうとても残念なことに。。
全国では他にも、事故がたくさん起きているのだそうです。
番組の後半では、それとは別の考え方で取り組んでいる実例が。
あるアレルギーの女の子は、お弁当を持ってくる。
給食のメニューとかなり似ていて、ちがう材料で工夫されています。
クラスメイトは、そのことで、互いに話を交わして、理解し合っている。
一人一人が、(アレルギーの)牛乳にその子が触れたりしないように気をつけたり。
違いを違いとして認め合って、
そのことで却って、心からつながり、絆を深め合っているんです。
こういったことは、「障がい」などにも通じるんじゃないでしょうか。
「みんな一緒に」「仲良く、共に」というのも良いけれど、
「違い」を「違い」として認め、心を寄せ合って話し合い、
ムリなくそれぞれにとって最も良い形で暮らしていったり。
自分の体験ではね、
以前、親しい同僚とよく話をしていて、
私の聴こえづらい暮らしがどんな状態なのか聞いてくれて、
「へぇ、、どんな世界なのかしら…」と言って、
想いを寄せてくれているのが実感できたんです。
そういうのは、本当に嬉しくて、
わたしの心の中で、何年も
暖かい囲炉裏のように燃え続けているんです。