TVで、『世界ふれあい街歩き』の紹介をしてました。
あの番組は、
まるで自分が、その街をぶらりと散歩しているような気分になれちゃうんですよね。
出会った街の人と、気軽に会話を交わしたり。
そのナレーションをしてくださるのは、毎回ちがうんですが、
一番多いのが、矢崎 滋さんとか。
私も、この方のナレーション、一番好きなんです。
「あ、ども~♪」
なんて感じで、とっても軽く、あったかい。
そのナレーション収録風景を 紹介してました。
TVに向かって、まるで
その画面の人に直接話しかけるようにしておられる。
そのときに、両手が動いてるんですよ、自然な感じのジェスチャー。
声だけじゃないんですねぇ、
話す、って、身体全体で話す。
私は職場では電話はとらず、同僚がとってくれます。
「ありがとう~」という気持ちで、
自分の仕事しながら、目の端で それとなく見ていると、
話しながら 手が動いていることが多い。
誠意をもって伝えようと、身体が自然に動いていくんですねぇ。
初めて会った方に「難聴なので…」と伝えると、
途端に、声を出さずに口の動きだけになる方が、時々おられる。
声ナシの、口パク。
これは、すっごく ヘン。
ガックリきます。
「どうせ言っても聴こえないんでしょ」
ということなのでしょうか。
声が出ているか、出ていないかくらいは分かる。
第一、光景としても不自然です。
私たちには、
口の動きを読むのはもちろん大切ですが、
声のイントネーションは、とても大事な手がかりなんです。
さらに、
ちょっとした自然な手の動き、ジェスチャーみたいなのがあると、
すごく良いヒントになってありがたい。
そういうのやら、
かすかに ぼんやりと聴き取れた声、
ほかに語調や表情、話の前後、状況、等など、
可能な限りの情報を手がかりに、
(無意識のうちに)それらを総合して話をつかもうとするんです。
どうか、よろしくお願いしますね。