こないだから送ってもらっているメルマガ、
【心の糧】by中井俊已 mag2 0000141254
今日のお話は、とってもあったかい って思ったので、
ご紹介しますね。
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心の糧・きっとよくなる!いい言葉
2011.1.31 Vol.614
作家 中井俊已
http://www.t-nakai.com
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「心の糧」をご覧くださってありがとうございます。
このメルマガでは、中井俊已が、本から学んだり人から教えていただいた
「いい言葉・いい習慣・いい話」などを提供していきたいと思っています。
あなたの夢と人生を応援できますように・・・
あなたの強く優しく豊かな「心の糧」となりますように・・・。
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「ひび割れつぼ」の話(インドの寓話)
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インドの寓話で、とてもいい話を見つけました。
要約してご紹介します。
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インドのある水運び人は2つのつぼをもっていました。
その2つを天秤棒の左右につけて肩にかけ、
ご主人のために毎日水を運んでいました。
片方のつぼには、ひび割れがあったので、
いつも水が半分こぼれていました。
もう片方のつぼは完璧で、
自分は役目を十分果たしていると満足していました。
ひび割れつぼは、自分のひび割れを情けなく思い、
いつもみじめな気持ちになりました。
2年が経ち、ひび割れつぼは、とうとう水運び人に言いました。
「私は自分が恥ずかしい。私にはひび割れがあって毎日水が半分こぼれ、
あなたの役に半分しかたっていない。それがとても辛いんです」
それを聞いて水運び人は、ひび割れツボに優しく言いました。
「今度歩く時に、道端の花をよく見てごらん」
そう言われて、次の日、ひび割れつぼは、毎日通る道に美しい花が
咲いていることに気づきました。
美しい花を見て、少し元気になった気がしましたが、
ご主人の家に着いたときには、やはり水は半分しか残っていませんでした。
「やはり私は役に立たないつぼだ。ごめんなさい」
すると水運び人はこう言ったのです。
「気がつかなかったかい?
道端の花は君の側にしか咲いていなかっただろう。
僕は君のひび割れを知ってから、
君の通る道に花の種をまいておいたんだ。
毎日そこを通るたびに君は種に水をやり、花を育ててきたんだよ。
僕は毎日その花を切り、ご主人の食卓に飾ってきた。
君のおかげでご主人は、きれいな花を眺めながら
食事を楽しむことができるんだよ」
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この話は、子どもを育てるとき、人と接するとき、
また自分をみつめるときにも、いろいろなことを
私たちに教えてくれるのではないでしょうか。
私たちはみなそれぞれがユニークなひび割れをもっています。
ひび割れを見つけたとき、私たちができること、
それは、ひび割れを責めることではありません。
恥じることでもありません。
ひび割れをふさいでしまうこともできるでしょうが、
もっといいのは、そのひび割れを活かすことではないでしょうか。
この水運び人は、ひび割れつぼが水をこぼすのを責めませんでした。
「君はダメだな。僕がこんなにがんばっているのに、
僕の努力をムダにしているじゃないか」
などと言わなかったのです。
そもそも「君はダメだ」と考えなかったのでしょう。
彼は、そのままのひび割れつぼを受け入れて、
どうすればその個性を活かすことができるか、考えたのです。
そして、花の種をまいたんですね。
すると、ひび割れつぼは、毎日、その種に水をやって、
きれいな花を咲かせ、ご主人を喜ばせることができました。
わたしたちもみな、ひび割れつぼです。
そのままのわたしたちで、道に花を咲かせ、
人を喜ばせることのできることができるのです。
★ 幸運のヒント★
あるがままを受け入れ活かす。(^.^)
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【出典】菅原 裕子 (著) 『子どもの心のコーチング』http://amzn.to/hxbo0s
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