michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

「え?え?」と、状況が分からないと…

2015-02-10 08:06:51 | 聴こえ

職場の、今の部門になって6年目に入りました。

移ってくる前には不安で、前任者にお願いして(忙しい人で心苦しかったけれど)

作業内容を可能な限り書いてもらった。

お陰で、基本的な辺りが把握できた。

あとは、その時々の細かいことは推測したり、

ちょっとメモで確認したり、ということでやっていけるのでは、と思えてきて、

やっと、「やってみよう 」と思えたのでした。

結果、ほんとうに良かったと思う。

 

この耳、全く『無音』では無く、

両耳補聴器をしていれば『音』としては入ってくる。

ただ、何と言っているのか分からない。

「何語」かも分からない状態が多いです。

それで、口の動きや表情を見させてもらい、状況など察したりして

総合的に判断する。

その瞬間、瞬間グッと集中しないと出来ない。

そんな風にしていても話が見えない状態は、どうしても疲れる。

この現状、ナカナカ理解してもらえないです。

 

TVなどは、字幕放送の番組のみ。

ヘッドホン付けてボリウム最大。

それでも字幕をずっと見てないとダメになってきた。

あるの日のニュースなどは、

雪の画像を見て、雪の話題というのは分かった。

下むいて他のことしてたら「皆さん、雨の下を歩いて…」と聴こえてきた(と思った)。

  え?の下を?

と画面を見ると、アーケード商店街の映像。

  ああ、『屋根』の下かぁ

と分かった(生放送では、字幕は、映像・音声よりも、かなり遅れて出てくる)。

いつもこんな感じで、アナウンサーでも単語の字数しかワカラナイことが多い。。

 

ふだんの会話では、

お天気の話などなら、テキトウに「ね~ 」なんてやってれば良い。

けど、仕事の話は、ひと言 聴き漏らしたり、聴き違えたりしたことが

大事に至ることもある。

とてもエネルギー使います。

考え方や性格的なものもあるでしょうね。

「ああ、聞き違ったんやなぁ、アハハ…」となる人もいるでしょうけど、

私はそんな風にはならないです。

 

先日は、すぐそばでAさんとBさんがパパッと話を交わしていて、

急にAさんが私に、「ね、さっきの**どこ?」と言ってきた。

私は「え、何??」

**」と言ったのかなぁ?と思ったけれど、状況が全く分からず、

「え?え?どういうこと…?」という状態。

ドタバタやって、結局は分かったんだけど、二人にゴメンネ…という気持ちが出てきた。

日々、そういうようなことが よくある。

でも、こういうことで、

  私がホントに聴こえないことは 理解してもらえたでしょうね。

 

 

 

 

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ある機具の使い方、伝えてもらえました♪

2015-02-07 10:38:41 | 聴こえ

靴ぬぐいのマットが、使い続けて毛が寝てきているし、

土が浸みこんできたのが、ずっと気になってました。

今日はお天気良いらしい。

  洗うのは、今日、今でしょ

ということで、朝、

「いつものようにホースのお水で、少しマイペットも使って…」と考えながら

洗い場に運んでいくと

同僚がドーフンを使っていた。

(ドーフン=動力噴霧器。この場合は、お湯を吹き付ける機械です)

私もドーフン使えたら…と時々思ってきたけど、使い方を聞かなくちゃいけない。

機械の音がしだすと、何も聴き取れない。

タイヘンそうで、訊いたことなかったんです。

 

そしたら、若いコ(私の子どもよりも若い)は、ひとめ見るなり

「これで洗ったら良いよー」と言ってくれた。

「わたしに出来るかしら…」と躊躇すると、

「できる、できる 」と、さわやかな笑顔。

ゆっくり、ていねいに説明してくれた。

――スイッチを右にひねって、真中じゃなく、もひとつ右に傾けて、レバーを握るだけだった

ノズルの先から勢い良くお湯が噴き出して、

マットの汚れは みるみる落ちていきました。

   こんなに簡単だったとは

 

これまで、いろんなものを

ホースの冷たいお水で、ブラシかけて洗っていた、あれは何だったの・・・

 

消極的になってると、ソンだね

 

  でも、積極的に行動して、いつもこんな風にできるとは限らないよね

  って、また臆病風が・・・

 

                

それにしても、あの若い同僚は、ありがたかった。

温かい『こころ』を感じたし、もうひとつ、

 

いつもズブの素人や、日本語のあまり分からない外国からの研修生に

いろんな作業などの説明してるんじゃないかしら。

とても要領を得ている感じでした。

そういうポイントを、こちらがちゃんと言葉に表現して

他の人にも「こんな風に伝えてくれると分かりやすいのよ」と

お願いできると良いのかな。

 

 

 

 

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新しい仕事を賜って、充実…?

2015-02-06 07:44:57 | お仕事

さて、私の本業は お掃除じゃなくって パソコン事務。

メンバーは あちこち応援に行ってしまって、超人手不足。

少数精鋭とも云えるけど、一人一人が「精鋭」になっていかないと

成り立たない状態。

私にも新たな仕事が回ってきた。

 ――もとい、賜ったと思いたい。

 

その作業の説明は、ゆっくり大きめに言ってくれたんだけど 

他の同僚が紙をめくっていて(ふつうのコピー用紙です)

その音で話がかき消されて、聴き取るのが困難に

それで筆記してもらった。――仕方ないよね。

 

それはいつも自分がやっている仕事の、直前・直後の工程。

すぐにのみこめた。

 

それでも、やり始めてみると、

バインダーの開け方からモタモタ…。

開けられたことあるんだけどなぁ、、と思うけど、

どこをどうやったら開いたのか、忘れてしまってる。

探ってるうちに分かって、ほっ。。

  もう忘れないゾ

 

そして、事務作業を進めるうちに、

「これは、あの人がやってくれてたのかー」とか

「この品目の入荷状況は、」とか分かって、

自分の目が広がってくるようでした。

 

それと、

私はこれまで、一つ一つキチンと確認していくタイプだったんだけれど、

その作業の目的や意味などを見ていけば、

「当然、こうだ」と、自分に判断できることもある、と気づいてきた。

これは大きいことでした。

 

そんな感じで時を忘れるほど集中して終了。

きのうは、忙しい日の倍の時間かかっちゃったね。

 

  職場の一員として お役に立てて良かった。

 

もしかして、これから私の仕事になるのかしらん。

……タスキかけて、鉢巻しめて行かなきゃ

 

 

 

 

 

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お掃除したくなるワケ、その(2)

2015-02-05 10:51:59 | お仕事

 続きを おしゃべりしたくなりました。

 よろしかったら おつきあいを

 

                        

ずっと農業関係の仕事をしてきて、

男の人たちが山を切り開いて、畑や養鶏場など畜舎を造ったり、住居を建てたり、

そんなのを見聞きしたり、多少のお手伝いをしたりしてきました。

 

ある時、果樹園を造り始めた山に行ったら、

まだトイレが無かった。

「その辺」にするしかないんです

そのあとしばらくして 「トイレが出来たんだってね  」という うわさが。

二度目にお手伝いに行く機会があり、楽しみにして行った。

 

トイレは――、確かに建ってた。もちろん手づくりです。

  個室ひとつだけの小さな小屋だけど もう、安心して用が足せるね。

ただ、屋根が無かった。囲いだけ。

日が暮れると、中で星が見れた。

そんな粗末なトイレだけれど、それでもすっごく嬉しかったんです。

 

どんなに質素な建物でも、その都度、それが出来た時の喜びは大きかった。

たいてい、仲間が力を合わせて一生けんめいに造ったものだしね。

それは、手入れして大切に使わせてもらいたいっていう気持ちが 自然に湧いてくる。

そうしなければ申し訳ないような気持ちに。

   そんな想いがあるんですよね。

 

自分は大きな仕事は出来ない。

建築なんて難しすぎる。

  でも、お掃除なら――。

 

                        

「あそこ、汚れてきたよね…」と気になりながらも

「しんどいなぁ~」と、ぐじぐじすることの多いこの頃。

 ふと、あの星の見えるトイレが想い出されてくるんです。

 

 

 

 

 

 

 

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私がお掃除したくなるワケはね、

2015-02-04 07:42:51 | 暮らし

私は、職場でも住まいでも、自分の仕事・役割のほかに

なんとなくお掃除にも気がいく方みたい。

それは、

そういうことは聴こえなくても出来るから、という面もあるけど

聴こえていた頃からのこと。

 

色んなことがあったけど、20才の頃、下宿はじめた時のことが一番の原点になったと思う。

駅から近く、4畳半だけど、当時でも安い方。

ただ、古くてあんまりきれいじゃなかった。手入れしてこなかった感じ。

  前の住人は、あんまりお掃除してなかったみたいね。。

小さな台所が付いてて、高い所に棚があり、椅子に上ってみると、

その奥に、小さな靴が片っぽ。 あら、こんなとこに。

  年少くらいの子がいたのかな。

  親御さんは、忙しくてお掃除どころじゃなかったのかもね。

そんな風に思えてきた。

  それじゃ、今からきれいにしていこうじゃないの。

気が入っていって、少しずつ

住み心地良いように整えていけるのが嬉しかった。

  お金かけずに、自分なりにね。

また、そんな風に気付いて気持ちが切り換わったのが

すがすがしい気分だったのを、よく覚えてます。

 

トイレは共同。

あんまりお掃除してないようでした。

とにかく自分は ある程度清潔なトイレを使いたいので

自主的にお掃除した。

せっせとこすっていると、便器のこびりついた汚れなんかも落ちてくる。

きれいになってくると、

   やっぱ、こうでなくちゃね~ と、

他の住人にも快適に使ってもらえるようにという気持ちも出て来た。

そしたら階下の大家さんが、見ていてくれたようで、

時々おかずをお裾分けしてくれたり、

庭にバイクを駐車するのを快く許してくださったり。

とても良くして頂いて、質素な暮らしながら

 やさしさとか

 心の豊かさとか、

そんなのが広がっていった感じ。

          

そんな若い時の体験が、この体の底に流れているような

気がするんです。

ま、この頃は ぐうたらになってきて、

ナカナカ腰が上らないってことが多い。

体力もおちてきて、

やれるだけのことしか 出来ませんけどね。

でも、こうして想い出しながら書いていくことで、

あの体験が また大切に思えてきました。

 

 

 

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清掃のプロ、その精神は「やさしさ」

2015-02-03 07:44:56 | お仕事

職場の台所の、流しやコンロ台の下の戸棚の扉は、

なんとなく ベタベタと汚れてて、

暮れの大掃除の時にやりたかったけど やれず、ずっと気になってた。

それを やっときのう――。

重曹をぬるま湯で溶かして、エコたわしで全体こすり、

それで取れなった汚れは、メラニンスポンジで。

思ってたより はるかに簡単に落ちてピカピカに

  もっと早くやれば良かったねぇ

          

私の場合は、こんな程度なんですが、

ゆうべの『プロフェッショナル仕事の流儀~ 清掃のプロ スペシャル』は

すごかった。

 

この番組、いろんなプロを取り上げるけど、

多くのテーマは、私は あまり関心が無い。

けど、ゆうべは番組紹介を見て「おっ」となったんです。

自分もそういうことに関心があって、あちこちやってるから。

 

  私の職場では誰でも、例えば経営係とかも美化作業(お掃除)するんです。

  でも、みんな忙しいのでしょう、汚れとか目に入らなくなることが多いみたい。

 

 

番組では、プロの技もさることながら、その心、精神をハッキリと打出してました。

  『「やさしさ」で清掃する』と。

ここに とても共感しました。

 

 

 

 

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