しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ハマオモト ( 浜万年青 )

2010-06-26 |  7月 の花たち

                            ↑ 2010/06/25 撮影

 〃

[ ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草 ]

日本では、房総半島南部以南~沖縄までの、
温暖な海岸砂地に自生します。
草丈は、70~100cm。
茎に見えるのは、
葉の付け根が筒状に重なり合った偽茎です。
葉は偽茎の先から広がり、
質が厚く表面に光沢があって、大型の帯状です。
花期は、6~9月。
芳香のある細長い6弁の白花を、
葉の間から伸びた太い花茎の先の散形花序に
多数付けます。
花後、大型の果(さくか)を結び、
種子はコルク状の物質に包まれていて水に浮きやすく、
海流に乗って広がったと考えられています。
名は、葉状がオモトにやや似ているために
付いたとのことです。
別名 : ハマユウ

この浜木綿は、
50年以上前に岩井海岸のTさんに戴いたもので、
父母との思い出の花です。
実家から株分けをして植えてからの色々な思い出も加わり、
特別な花になっています。
大きくなりすぎて
大型の植木鉢に移しましたが、
やはり地植えの時の方が立派な花が咲きました。


2020/06/23 撮影





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする