しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

アサガオ ( 朝顔 )

2011-08-07 |  8月 の花たち

                          ↑ 2011/08/01 撮影

2011/08/07 撮影

[ ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草、熱帯から亜熱帯地域 ]

奈良時代に、
薬用として中国から渡来したと言われています。
観賞用として広く楽しまれるようになったのは江戸時代からです。
草丈は、蔓の長さで3m以上。
茎は蔓性で逆毛があり、左巻きで他の物にからみついて伸びます。
葉は、長い柄を持ち、広卵形・心臓形などで通常3裂し、
両面に毛があり、互生します。
花期は、7~10月。
葉腋に花柄を出し、漏斗状の花を1~3個付けます。
花冠は径10~15㎝、大きいものは径23㎝にもなり、
花色は白・赤・紫・青など多様で、絞りや覆輪などもあります。
蕾は筆頭状で右巻きのひだがあります。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
がくは深く5裂し、裂片は細長く尖り、背面に白色の長毛があります。
果実はさく果で、残存萼をつけて球形、3室あり各室に種子が2個ずつ入っています。
乾燥させた種子を生薬の牽牛子(けんごし)として、
利尿・下剤に用います。
開花時刻は早く朝4時ごろに咲き始め、
自家受粉をして日中には萎んでしまいます。
江戸時代に入ると観賞用に栽培され始め、
朝顔ブームが起こり
多数の園芸品種が作られました。
園芸的には大輪アサガオ・変化アサガオを特別に分け、
変化アサガオには
葉型の変化したもの (丸葉・トンボ葉・くわ形葉・糸柳葉など)や斑入葉など、
花型の変化した変わり咲きのもの(いかり咲き・獅子咲き・キキョウ咲き・采咲き・
台咲きなど)などがあり、
現在は一部の愛好家によって園芸品種が保たれています。
一方鉢に植えてあんどん仕立てにしたり、
支柱を立てて日よけを作ったり、垣根に絡ませたりして、
最も普通に栽培されています。
また理科の教材にも使われます。
名は、朝咲く花の意とも朝の容花(かおばな)の意とも
言われています。

毎年零れた種から芽を出し、
花を咲かせています。
8月に入ってから、
花が大きくなり、花数も増えました。


2011/07/22 撮影…つぼみ
2011/07/22 撮影…2番目の開花
2011/07/22 撮影…終わった1番花
2011/07/30 撮影
2011/08/01 撮影
2011/08/09 撮影…つぼみ
2011/09/25 撮影
2011/10/12 撮影


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2010/08/05 撮影…つぼみ
2010/08/05 撮影
2010/08/08 撮影…つぼみ

2010/08/05 撮影…実
2010/09/06 撮影…実


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