しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

イブキトラノオ ( 伊吹虎の尾 )

2011-08-11 |  6月 の花たち

                            ↑ 2011/07/22 撮影

2010/06/11 撮影

[タデ科タデ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
山地あるいは山原の日当たりの良いやや湿った草地に自生します。
草丈は、50~80cm。
根茎は肥厚して硬く、いびつに曲がり、上部は太くなって横に伏し、ひげ根を出します。
茎は直立し、細く緑色で、分枝しません。
根生葉は叢生し、長い柄を持ち、長楕円形~披針形で先は尖り、
基部は柄に流れて翼状となります。
茎葉は、上部のものほど柄が短くなり、ついにはほとんど無柄となります。
無柄の葉は披針形で先は鋭く尖り、基部は心臓形でしばしば葉柄に流れて翼状を呈します。
托葉は鞘状で膜質です。
花期は、7~9月。
茎頂に長さ3~8㎝の円柱状の花穂を直立し、
白色または淡紅色の小花を密に付けます。
雄しべは8個で、長く突き出ます。
花弁は無く、萼は5裂し、白色です。
果実は、瘦果で宿存がくに包まれ、3稜のある長さ約3㎜の卵円形です。
根茎は生薬の拳参(けんじん)として、
抗菌・口内炎・下痢止め・咽喉炎などに用います。
名は、伊吹山に多く見られ、
花穂が虎の尾に似ているところから付いたそうです。

以前にお花屋さんの店先で
売っていたものです。
草庭では
大きくならず小型で
5月頃に花が咲きます。
今年は
6月半頃から咲き始め、
8月に入っても咲き継いでいます。


2011/03/06 撮影
2011/04/16 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/19 撮影
2011/07/22 撮影


<  2010 年  >
2010/05/21 撮影


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