minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

東京ウォーカーと尾瀬ケ原

2007年06月21日 | 
「鈴の音が遠く響く湿原を 初夏の日差しが燦々と照る」
 「しっとりと川の流れに水芭蕉 木道脇に初夏の尾瀬咲く」by 遼介

 すっかり真夏。ようやくストープも片付けた(遅すぎ?)。クーラーの苦手な私はこの猛暑にめげずにシャワーを何度も浴びて体を冷やす。去年ボーカルのさがさんに教えていただいた通販のお洒落夏用タオル地スカーフを首に巻いて、UV帽子も被って買ったばかりのスポルディングのウォーキングシューズをはいて毎日歩くようにしている。もう今年は「タオラー(タオルを首に巻くおばさんの事)」と呼ばせない。しかし外出先での悩みは冷房・・・冷房の中に5分もいると体が反応して喘息の発作がでてくるのは本当に困りものだ。

 息子が2泊3日の尾瀬移動教室から帰ってきた。豊島区の中学校は2年生になると必ず尾瀬に行く事になっている。利樹の時代から続いている行事。ちなみに練馬区で育った私は尾瀬の友人たちと知り合うまで行った事がなかった。

 4年前に尾瀬の仲間と知り合ってからは春夏秋冬に行くようになり、息子は田舎に帰るような感じだったのではないだろうか。初めて尾瀬に行ったとき、スノーボードプロのKちゃんが「遼介が中学生になったら、俺がガイドやってやるからな。」遼介はKちゃんが大好きで、彼の言う事ならなんでも素直に従った。スキー場で初めて山頂まで連れて行かれた時はかなりびびっていたけど(苦笑)。軟弱な都会育ちの息子よ、尾瀬で逞しく鍛えられて来い!

 約束通り友人Kちゃんは息子たちの中学校のガイドをかってでてくれ、尾瀬散策にも同行してくれたようだ。宿舎になった高原ホテルも泊まり慣れたホテルだが、その隣にあるグリーンボックスという家に仲間が沢山住んでいるのでホテル抜け出して遊びに行けば?とそそのかしたけど、やはりそれは無理だったみたいw。

 私たちは尾瀬(片品高原)に何度も行っているくせに、肝心な尾瀬ケ原には1度しか足を踏み入れていない。しかもそのとき強雨が降って来たために、途中で引き返すというお粗末な結果だった。今回、息子たちは好天に恵まれ、朝8時から午後4時までの散策コースをしっかり歩いてきたようだ。しかも、2時半には出発地点に戻ってきたようで、Kちゃんたちも中学生の体力に脱帽したみたい。私のウォーキングとはまったく比べ物にならないな。学校の説明会のときに引率の先生方が「雨だと中止になるんですけどねえ・・・」とまるで雨を期待するような話ぶりだったが、それくらい中高年にはきつい距離なのだ。

 「水芭蕉が咲いてたよ。母ちゃんじゃあの距離は無理だろうな、おれでもきつかったんだから。でも俺たちの班は歩くのが早くてクラスでトップだった。」
 「遼介が体力あるのは知ってるけど、同じ班の女の子たちは大丈夫だったの?」
 「うん、女子のほうが先頭きって歩いてたんだ。俺たちはしゃべりながらだらだら歩いていたから、追いつくのがやっとだった。」それって、逆なんじゃない?最近の女子は恐るべし体力だ。

 今年の夏もまた片品村でミュージックキャンプをやろうと計画中。ゆうらぎ舎の芝生で思い切り遊んで音を出したいと思ってます。楽しみだな~。今度は尾瀬も歩いてみようかしらん。