minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

心のオアシス

2009年11月09日 | 家族の日常
東京にいるとついつい忘れがちになるもの。自然と共存しながら生きて行く事。尾瀬の仲間たちと会う度に楽しい遊びを教わり、美味しいものを食べさせてもらって温泉三昧・・・あああ、本当に心を洗われるような気がする。

「ぶどう狩りに行きませんか。」

どこかのぶどう園にいくらか払って何時間かでぶどうを収穫するものかと思いきや、車で5分くらいの山の中腹で降ろされ「ここです!」と茂みをかきわけ山を下ると・・・黒っぽい小さなつぶつぶの山ぶどうが!!「下に落ちて来たものが一番熟れていて美味しいんですよ。」上を見上げると沢山の山ぶどうがぶら下がっている。それをゆさゆさと揺さぶって下に落ちたものをみんなでワイワイと拾い集める。すっぱいけど美味しい山ぶどう。山のように穫って来てぐにゅぐにゅともんでから濾すと翌日にジュースになる。作業が面倒な分だけ美味しさ倍増!!このエキスを貰って帰ってお砂糖を入れて山ぶどうソースを作ろうっと。
山ぶどうしぼり作業

翌日も良い天気。目の前に広がるゲレンデに紅葉が終わって冬支度の山並みが美しい。雪のつもらない間は「グランドゴルフ」のコースに早変わり。どうせ、じじばばのゲートボールみたいなもんでしょ。なんてちょっとバカにしていたら、とんでもなく楽くて奥の深い遊びだった。特に斜面のコースなので一筋縄ではいかないところが面白いんだな。

グランドゴルフで盛り上がっていると、尾瀬ガイドをやっているボーダーのKちゃんが娘を連れて綱渡りをする道具を持ってやって来た。本来は登山家たちの練習用に開発された道具らしいが、最近ちまたでも「スラックライン」として流行っているそうな。年をとるにつれて三半規管が弱るらしいのでおそるおそる挑戦してみたけど、やはりうまく歩ける気配もない。そんな中、息子やKちゃんたちはみんな上達していき飛び跳ねて一回転なんて技に挑戦。くっそ~~、私ももうちょっと若かったら・・・(できないか)。

日が陰りだした途端に寒くなる。ダウンジャケットが必要なくらい。そんな冷え冷えとした夜空に大きな赤い半月。満天の星空に感動して眺めているとすーっと落ちて行く帚星が・・・。冬の星空を眺めながら眠りにつくと、それはそれはもう天国。