minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

文化祭~高校見学の巻~

2008年09月15日 | 家族の日常
今日は昼から息子の進学希望高校の文化祭を見学に行った。息子は友人と前日に行っており、もちろん両親となんて行きたがらないのでトシキと2人ででかけた。よく考えると、私の時代は群制度があって、希望の高校に入れるかどうかも発表があるまでわからない状況だったし、進学する高校の下見になんて行った事がなかった・・・。今は都立も結構推薦で入れる時代なので驚いてしまう。

家から自転車で15分くらいなのとお天気が良かったので、ちょうど良いサイクリングコース。ふ~ん、ここが都立K高校か。とりあえず、HipHopダンスをやっている人だかりを横目で見ながら、ギターを抱えた高校生たちの後をついて行く。ロックバンドのコンサートだ。マイクの前で声をはりあげる男の子。何を歌っているのか、音程も言葉もよく聴こえない。PAのバランスもめちゃくちゃだから、これは3分聴いてさすがに会場を後に・・・(苦笑)。

地下のPTA主催の食堂でカレーライスを注文。本当はラーメンを頼みたかったのに、発券機で全てが売り切れのマーク。カレーしかなかったのだ。それにしてもこのカレー、塩辛く、福神漬けなしでは食べられないシロモノ。450円はちと高いな。珈琲は無料というのは嬉しかったけど。

腹ごしらえを済ませ、次に向かったのは「演劇」。沢山のクラスでいろんな「演劇」やら「映画」をやっていたようだが、開演時間がどれもあわず、すぐに始まりそうな部屋に適当に入る。出演者は5,6人だけでストーリーもエイリアンをもじったような内容だが・・・う~ん、高校生ってこのくらいのレベルなんだな、と改めて思う。我が息子や友人たちがもし出演していたりしたら、きっともっと面白がれるんだろうけど、全く知らない子供達だし、当たり前か(苦笑)。

しかし校則がない自由な雰囲気の中でみんなのびのびと青春を謳歌している感じの高校だった。
「女の子たちがめちゃくちゃ可愛いかったな。」
「うんうん、それが楽しみなんだよ。」などと嬉しそうに語り合う父と子...。高校をそんな事で選んでいいのか!?ま、いいっか。

という事で明日(今日)は池袋東口の『鈴ん小屋』ライブ第3弾。遂にminga4が登場です。お祭りムードに飽きたらぜひお立ち寄りくださいませ~~。




いそしぎジュセヨ

2008年09月14日 | ライブとミュージシャンたち
「今日はお祭りなので、この道を御神輿が通るんですよ。ライブの時に邪魔にならなければいいですが・・・。」

西新井のカフェ・クレールは商店街の小さな道に面したお店。明るい日差しの差し込む窓から通りが見えるのだが、逆にリハーサルをしている時も、もちろん本番の時も、窓の外を通る人たちがよく覗いていく。今日も子供たちが垣根越しに覗いていたので、思わずにっこり微笑む。きっとこちらの音も筒抜けに違いないが、マスターは外の音が演奏中に聴こえてくることを心配してくれていた。

そんな心配をよそに、堤智恵子さんの音はもの凄く鳴りまくっていた。私の音量や衰えたタンギングを遥かに上回るテクニック。2度目のセッションだったが同じ土岐さんの弟子同士とは思えない(って私があまりに師匠に似なかったのだけど...)。師匠、不肖の弟子ですんませ~~~ん。

最近になってようやくpの使い方に気がついた(今頃か!?)私は、彼女のサックスにもpの音色が加わったら怖いものなしなんだけどなあ、などと勝手に思いながら、気がつけば同じように負けじとでかい音を出していた・・・だめだこりゃ(涙)。

1セット目の3曲目で例の御神輿が・・・。しかも、バラッドを1ホーンで演奏するというコーナー。堤さんの選んだ曲は「いそしぎ」。静かにピアノソロを新ちゃんが弾いている、まさにそのとき。チャチャッ、チャチャッ、チャチャッ、チャチャッ・・・・・。ボサノバのリズムに微妙なずれ方で重なりあう祭りのビート。新ちゃんは何の事か、と思わずソロの手を止めて窓の外を眺めていた。写真はそのときのものだが、うまく神輿が写らなかったのが残念。

他の曲は全てノリノリ、イケイケの曲だったのによりによって彼女のバラッドのコーナーで神輿が通るとは・・・何となく予感はあったけど、あまりのタイミングにお客様もミュージシャン達も笑ってしまうという瞬間だった。

そんなハプニングの最中に「いそしぎかあ・・・そういえば、としきが韓国で『イソシゲ、ジュセヨ』ってよく使っていたな。」なんてくだらない事を思い出していた私って・・・(汗)。(「爪楊枝をください。」っていう意味)

それはともかく、素晴らしい女性アルト奏者との競演は楽しかったし、勉強になった一日でありました。また機会があればぜひやらせてほしい。なかなか人に喚ばれて演奏する機会の少ない私にはとても良い刺激になります。これから今田勝グループでウズベキスタンに行く予定の智恵子さん、お気をつけて~。


恵みに感謝。

2008年09月12日 | 家族の日常
飛騨の知人からいつもおいしいお米をいただくのだが、明日は稲刈りだそうな。そうか、もうそんな時期なのね。夏の豪雨にも負けなかった新米たち。尾瀬/ゆうらぎ舎のリンゴもそろそろか。農家の人たちは災害にもめげず元気に育ってくれた作物たちがとても愛おしいのだろうなあと想像しただけで、一粒のお米も無駄にできないと改めて思う今日この頃。恵みに感謝。

さて、本日はみごとな晴天。秋空が心地よく、少し汗ばむ陽気だったけど、夏の名残を惜しみながらルンルンと自転車を漕いでサンシャインまでおいしいフランスパンを買いに行った。ついでに生ハムのプロシュートってやつも息子が食べたがってたので奮発。ちょっとした贅沢。だから今日はトマトのパスタと生ハムのサラダ。

阪神に悔しい3連敗のヤクルトのせいでがっくりと力がでない私ですが(苦笑)、明日は西新井カフェ・クレールで堤智恵子さん(as)との競演。同じ師匠を持つ女性アルトどうし、ヤクルト戦より白熱したライブになるでしょうw。ご近所の方、お待ちしておりま~す。

今日の晩ご飯

2008年09月10日 | うまいもん関係
テレビの料理番組を見ていつか暇があったらやろうと思っていた料理。「いかのポンポン焼き」と「鶏じゃがカレー味」。2つともスキレットを使ってちゃちゃちゃっと作れてしまう。しかもイカの方は捨てる所は殆どないというのが、主婦には嬉しい。

しかし、テレビの通りに料理するのが嫌いで、どこかしらアレンジしてしまう(困った性格?)。ポンポン焼きの中身の味付けは『味噌を酒に溶いたもの』と書いてあったのに、気がつくと、韓国からお土産に買って来たコチジャンも投入。これがなかなか美味!ピリ甘辛でお酒のつまみにぴったりだった。

料理もジャズも基本がしっかりしていれば、あとは好きなようにアレンジしちゃって構わない。決して2度と同じ味はできないけど(!)そこが家庭料理のスリリングなところであります。

<参考レシピ> 「いかのポンポン焼き」
スルメイカ 4杯(400g)
タマネギ 1/2個
長ネギ 2本
青ネギ 4本
ショウガ(みじん切り) 20g
ミソ 30g(コチジャンを足してもよい)
酒 大さじ1
スダチ 2個
油 適量


1スルメイカは内臓ごと足を抜き、胴から軟骨を抜き取って水で洗い、足とワタを切り離し、すみ袋をはずし、ワタは取っておく。足は3cm長さに切る。
2タマネギは5mm角に切り、長ネギは斜め薄切りにし、青ネギは4cm長さに切る。
3フライパンに油を熱し、ショウガのみじん切りを炒め、イカのワタを加えて香ばしく炒め、イカの足、タマネギを加えて炒め、長ネギ、青ネギを加えてサッと炒める。ミソを酒で溶きのばして加え、全体を炒めて取り出し、粗熱を取る。
4スルメイカの胴に(3)を八分目まで詰め、端を楊枝で止め、楊枝で全体を刺して穴を開ける。
5フライパンに多めの油を熱し、イカを入れて蓋をし、中火強で焼く。
6イカを2cm幅に切って器に盛り、半分に切ったスダチを添える。


乙女座の男!

2008年09月08日 | 家族の日常
今日のサムタイム、2人もバースデイの人がいて1セット目と2セット目にバースデイ曲をプレゼントする事になった。なんて偶然なんだろう!「昨日、実は永田利樹も誕生日だったんですよ!」と紹介すると、すかさずトシキは「じゃあ、貴方も乙女座?男は恥ずかしいんだよね?」なんてステージから話しかけていたが、どう見ても「乙女」とはかけ離れている風貌の2人。そうか、「乙女座の男」ってそんな負い目があったのね・・・(苦笑)。

という訳で昨日は沢山のサプライズがあった、永田利樹バースデイライブ。お祝いに駆けつけて下さった皆さん、そして出演してくれた生徒たち、ミュージシャン達、みんなに感謝します。永田利樹の人柄がよく現れた、盛り沢山で楽しいライブでしたw。

途中で新澤君がお祝いに駆けつけてくれた。たまたま「池袋ジャズフェスティバル」で演奏していたらしい。そこでさっそくコスマスが「新ちゃん、「カナビス」を一緒に演奏しようよ!」と誘い出す。まだ、生徒達のバンドが続いていたのだが、急遽、新澤入りminga4でカナビスの輪を演奏し、新澤君は次のライブにと帰って行った。サプライズ演奏をありがとう!

7時から始まった生徒たちのバンド演奏、友人の歌の伴奏、ベース3重奏etc...と続き、10時にようやく私達の出番が来たw。神村晃司p入りminga4は昨年の韓国テレビ局以来だ。Aグルポを止めてしまった私達と神村君も久々の再会だが、リハーサルもなしで、いきなり永田利樹オリジナルを中心に締めくくった。

そして、野球の試合、祝賀会を終えて駆けつけてくれた、最後のサプライズが・・・。

「俺は友達と聴きに行くだけだよ。」

と父には言ってたのだが、本当は数日前から「harvest song」をチェロ&sax4でアレンジしておいた私。こっそり2人で練習していたのだ。

「サプライズプレゼントとして譜面だけなら吹いてもいいよ。(かたくなにアドリブをとろうとしない息子)」

かくして、客席にいた息子も最後のアンコールでサックスを取り出し、演奏の仲間に加わった。お父さんはびっくり&嬉しそう。エンディングでしかけておいた「Happy Birthday to you~♪」の演奏で特注のチョコレートケーキを出して盛り上がり、最高にハッピーな一日は終了。(一番ハッピーだったのは私かな?)

「来年は50歳だから、またやりたいなあ・・・」とつぶやくトシキ。やはり、バースデイライブは一度やったら病み付きになるのかも?!

SSS
葛の葉
圧巻の3ベース
司会も努めてくれた良太(vocal)
可愛らしいチェロのoちゃんとduo
ラストはハーベストソング大合奏

最後の試合、感動をありがとう。

2008年09月07日 | 家族の日常
区営グランドに来るのも今日で最後。試合開始は12時だったが、練習も見ようと少しだけ早く出かけた。

グランドに入るといきなり大きな選手がキャッチボールしている。あれ、1番をつけているけど、コーチなのかなあ?とおもっていたら、試合開始で相手チームのエースとしてマウンドに立っていた。本当に中学生?と思う程、体格もしっかりしていて、堂々たるピッチング。

試合開始早々、相手のエラーから出塁した1番のO君が、盗塁を決め、そのまま、ワイルドピッチも重なってヒットがでないのに1点を先取。嘘みた~い!!と盛上がるお母さん私設応援団。

イーグルのエースの国生君も力投。相手打線もヒットがでず、このまま3回まで投手戦。センターライナーを、ジャンプしてキャッチする、という信じられない息子のファインプレー。きゃああああ、とお母さん達と大はしゃぎw。もしかして、1点だけで試合が決まるのか・・・と思いきや、次の回で今度はイーグルにエラーが出て同点にされる。あれれれ・・・。

6回を過ぎたところで時間がきたので1対1でサドンデスとなった。サドンデスという方法はいきなり1アウト、2,3塁に走者をおいて開始する方法。イーグルが先攻。スクイズを試みたのだが失敗、3人目もヒットがでず、得点をとれずに交代。守りきれるのか?というところで、全く当たりのなかった、あの大きなエースが打席に登場。国生君の重いスピードのある球をみごとにレフト前にヒット、あああ、さよなら負け。2位という結果に終わったが、最初から最後まで楽しそうに野球をやるイーグルの選手達のすがすがしい笑顔が素敵だった。

みんなよく頑張った。選手一人一人の少年時代が走馬灯のようによぎる。素晴らしい仲間。小学1年からずっと指導してくれていた監督たちに感謝しつつ、涙を流しながら拍手喝采。昨日の夜、手から血を流しながら、めったにしない(苦笑)素振りをしていた息子よ。本当にご苦労様でした。楽しい9年間をありがとう。

そして、夜はバレルハウスで永田利樹bのバースデイライブ。盛り沢山の内容で、最後に息子にもサプライズで登場してもらう予定。試合が終わって疲れているのに、父のためにサックスを合わせる息子。バレルハウスで落ち合う約束をして、またまた祝勝会(お疲れさま会)に出席の為、出かけて行った。さあ、今日はどんなライブになるのかな?(この続きはまた明日)


絶品カレーとポテトサラダ

2008年09月04日 | うまいもん関係
福田の退陣騒ぎよりも、朝青龍のドタキャン事件よりも、とにかく今野球が気になる。ヤクルトが4連勝なんて、しかも2試合連続2桁得点なんて、今年1年分の点数を取ってしまったんではないか、と心配になるくらいだ。これは3位浮上も夢ではない。若くて走れる選手が多いのも魅力的!!!がんばれ~!今年は1度も観に行ってないけど、9月は暇だし、行きたいなあ。

おっと、その前に息子の野球チームが最初で最後の試合が6日にある。決勝戦なんて嘘みたい。今までず~~~っと初戦敗退ばかりだったというのに。息子たちの仲間は殆どが保育園、小学校と一緒の幼なじみばかり。もともと仲良しなのだが、いつの間にか良いチームになって・・・。みんなは中学の部活でも野球部に入っていて、息子だけがブラスバンド。彼らは当然、高校でも野球を続けるだろう。でも息子は負けても勝っても最後の試合になる。しっかり応援させていただきます。ああ、涙なしに試合が観戦できるだろうかw。

さてさて、何故か昨日はTVでじゃがいも料理ばかりやっていた。朝テレビをつけたら、料理番組で「牛肉のじゃがいも巻」。これは何の工夫もない、あまり美味しそうでもないものだったけどw、昼間は「じゃがいもを使った料理3種」。「さっぱりポテトサラダ」と「簡単肉じゃがカレー」と「鶏とじゃがいものつくね」。

我が家では北原君のCMでお馴染み(?)絶品カレーのルーをちょっと奮発して買ってみた(友情の証し?)ので、定番のひき肉カレー。やはりジャガイモ料理には違いない。さっそくサラダは「さっぱりポテトサラダ」を作ってみる。

「お、新しい感じのサラダだね。」とさっそく息子。
「で、味はどうよ?」
「そうだな、このポテトが他のものだと、もっとおいしいだろうな。」

って、ポテトがメインなんだってえ。でも、きゅうりとかセロリとかのほうが良い感じもした。一応レシピを下に書いておきますが、勝手にアレンジしてください。


「さっぱりポテトサラダ」
材料 ツナ缶1個、紫蘇4,5枚、みょうが2ケ、タマネギ半個、じゃがいも1個、昆布茶、調味料

1タマネギ(半分)もスライスして水(お酢をたらしたもの)につけておく。
2紫蘇、みょうがもスライスして氷水にひたしておく。
3昆布茶(小さじ1/2)、塩,酢、醤油、砂糖少々を合わせてドレッシングを作っておく(分量はお好みで)
4じゃがいもを薄くスライスする。
5沸騰させたお湯に4を入れ3分弱ゆでる(歯ごたえ重視なので、あまり茹ですぎないように)。
6 5を水切りしてから、1,2も同様に水をきってから3の調味料の入ったボールに入れ、最後にツナ缶を投入して
軽く混ぜてできあがり。

ドレッシングに油は使いません。ツナ缶の油で十分です。軽くまぜる、というところもポイントのようです。
じゃがいものところをきゅうりとか大根、人参とかでアレンジしてもいいと思います。


書き忘れてましたが、絶品カレーおいしかったですw。北原君のCMではキムチと豆を入れてるけどね。

ここでそのCMが見れます!
絶品カレー

「夕焼け」を想いながら・・・

2008年09月02日 | 家族の日常
「あれ?少し太りましたね。」

鍼灸師の竹村先生に言われてはっと気がつく。そういえば、昨日いつものジーパンがきつくてボタンをとめるのが困難なくらいだったのだ。やはり太ったのか(って自分で気がつけ)。太ったと言っても腰回りのみ。胸はあいかわらずなのに。やばいじゃん。

「いやあ、韓国であんだけ飲み食いしていたから、日本に帰って恐ろしかったんですが、全く太ってませんでしたよ。」
「うんうん。」
などと先日、新ちゃんとトシキが会話していたのを横で黙って聞いていたのだが・・・。一緒に何故かうんうん、とうなずけなかった私。うすうすは感じていたのか(汗)。

焦りを感じながら、バスと電車を乗り継ぎ横浜桜木町まで打ち合わせに急ぐ。久しぶりに乗った東横線は通勤時間で混んでいた。40分間立ちっぱなしだったのと、異常にクーラーが効いていたので気分が悪くなる。一番後ろに乗り込んだから車掌さんの顔が見えているのでよっぽど、クーラー弱めて下さいってお願いしようかと思ったけど・・・気の弱い私はただただ吐き気を我慢しながら、必死に外の夕焼けを眺めていたのでありました。でも久しぶりの夕焼けはとても綺麗だった。出かける前にmixiでさがゆきさんのところに夕焼けの写真がアップされていて、そう言えば夕焼けを最近見てないなあ、って書き込んだばかりだった。そして中学の教科書で読んだ「夕焼け」っていう詩を思い出した。

殆ど詩を読む事のない私が、めずらしくその詩を思い出したのは、10月12日(昼間)に行われる『横浜詩人会創立50周年記念」のイベントの顔合わせに行く途中だったからです。

2人の横浜の代表的な詩人、山田今次氏と近藤東氏(どちらも故人)の詩を劇団民藝の役者さん2名が朗読し、そこにサックスで絡む、というもの。全くの初対面の方達ばかりで少し緊張。さすが、舞台の役者さんって発声が良いなあ、とお喋りを聞くだけで感心。短い言葉一つ一つを丁寧に検証していく役者さん達の真剣な作業に圧倒されました。私に関しては「ここで演奏してください。音(内容)は適当に」って言われ・・・(苦笑)。ま、即興だしw。本番はどうなる事やら???ドキドキ&楽しみです。


「夕焼け」 吉野弘


いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりがすわった。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘はすわった。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
また立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘はすわった。
二度あることは と言うとおり
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
かわいそうに
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をキュッとかんで
からだをこわばらせて――。
ぼくは電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持ち主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
なぜって
やさしい心の持ち主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇をかんで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。

韓国のトイレ事情と右腕鈍痛

2008年09月01日 | 家族の日常
突然、こんな写真ですいません(汗)。韓国のホテルのトイレの話。

初めて使用したときに、流すところがわからず、むむむ?と便器に顔を近づけながら、左にあるレバーを押してしまった・・・ぴゃああああああ!っと鋭い水が洋服を直撃。え~~~ん、わかんなかったんだも~ん(涙)。顔面じゃなくてよかったなあ。でも、このウォシュレット、自分で手加減しながら水を出すしくみ。強弱を自分で調節。機械を頼らず、肝心な部分は人力ってことか。慣れると意外といいかも。流石、韓国。

話は変わって。最近、箸より重いものが本当に持てなくなりつつある。原因は全くわからないが、右腕がだるくて重い。通院しているマッサージの先生に「四十肩でしょうか?」と聞いたが腕は上がるのだから違います!ときっぱり。一体なんだろう?長年ソプラノを右手で支え続けたつけが回って来たのでしょうか?今頃?

とにかくあちこちボロボロでんな。歳には勝てないって事か。とほほ。明日は久々に痛い鍼をがつ~んと打ちに行って来るぞ。早く治りますように・・・。