バンクーバーの朝日

映画館は満席でした。

戦前、カナダ・バンクーバーの日系移民の野球チームの話。
差別されてもフェアプレー精神で戦い、白人社会からも賞賛された実在の野球チーム『バンクーバー朝日』の記録をもとにしたドラマ。
妻夫木聡と亀梨和也主演。

レジー、ロイ、フランクと呼び合うのはちょっと違和感あるけど、試合場面でバントや盗塁で点を取っていくのは面白かった。
それを頭脳プレイとしてカナダ人が賞賛し人気を得ていくのもわかる。
差別や理不尽な扱いにも逆らう事を許されない時代だった。
でも、高畑充希演じるレジーの妹は、カナダ人の中にも良い人もいるという。
上の学校へ行くための奨学金も日本人だからという理由でもらえず、こんな差別を受けながらも希望を持てたのは、バンクーバー朝日の活躍だった。
ついにリーグ最下位から優勝するまでになる。

なんか物足りなくて、おしい！
最後、皆がばらばらに収容所へ……のシーンで終わったせいかもしれない。
リーグ優勝して、喜んで終わる、というラストならこんなどんよりしないのに、本当におしい。