ちはやぶる
神代も聞かず
竜田川
からくれないに
水くくるとは
これは末次 由紀さんの漫画が原作で、広瀬すずちゃん主演で映画化されたもの。
でも、歌は『ちはやぶる』です。
青春学園ものなのに、お年寄りが多いってのが面白い。
我々もその一員ですが‥‥。
幼い頃にかるたで遊んでた千早・太一・新の三人。
引っ越してしまった新と全国大会で会いたいと、個性的な部員を集め五人のチームワークで勝ち上がっていく。東京都大会で優勝するまでの話。
こんな青春もいい。
競技かるたはスポーツの要素もあり、体力も気力も集中力もいる。
そして、歌の情景を感じる感性も‥‥。
ちょっと頭の体操のためにも勉強してみようと、こんな小学生向けの本も買った。
お正月に大ちゃんが興味を示したんで、少しは相手になるくらい憶えようと思う。
ちなみに、この本には各歌ごとのエピソードと情景のイメージが書いてあります。
在原業平の詠んだこの歌は、こんな訳がついてます。
不思議なことの多かった神代でも聞いたことがない。竜田川の紅葉が、真っ赤なしぼり染めのように染まるなんて!
解説には、
百人一首で一番カッコよくてモテモテの在原業平。
天皇の后である貴子姫(陽成院のお母さん)に呼ばれた業平。
姫から「この屏風を見て歌を詠んでちょうだい」といわれる。
竜田川を流れる真っ赤な紅葉をかいた屏風。
そこで業平は「神様だって見たことがないくらいすばらしい」と大げさに歌を詠んだ。
だって、音のない平らな絵じゃなく、いままさにさらさらと流れゆく本当の川を見ているように感じてもらうには、オーバーなぐらいがちょうどいいからね。
その昔、恋人同士だった業平と貴子姫
美しいってほめてるのは、本当に屏風なのかな‥‥。
業平は中納言行平の弟。まじめなお兄ちゃんと、のんびりふらふらしている弟として有名だった。
まあこのような解説を読むと面白くて、なかなか先へ進めない。
百首の上の句と下の句に分けたテスト問題もある。
今年の宿題だな。。。