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国内の英語圏とフランス語圏を二分するオタワ川。
対岸には国会議事堂が見えます。
フランス語圏のケベック州、ガティノーにある
カナダ文明博物館側から撮った1枚です。
フランス語圏の都市を回ってきて、オタワに入ると道路標識も
2カ国語表示あるいは英語だけだったりと、今までと違って、
何となく街の雰囲気も新鮮に感じました。モントリオールも
サンロラン通りを挟んで、通りの東がフランス語圏で西が英語
圏とガイドブックに書かれていましたが、街中をゆっくり散策す
る時間がなかったので、違いを感じることが出来ませんでした。
ガイドさんの話によれば、飲酒もケベックでは18歳から、オタワでは19歳からと異なるそうです。
ケベックの車のナンバープレートには“Je me souviens(私は忘れない)”と刻まれていましたが、
オタワで見た車には“Yours to discovery” とありました。州によってスローガンが違うようです。
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ガティノーパーク・シャンプレイン展望台からの眺め。
地元の紅葉名所のようで、人がたくさん賑わっていました。広い公園で池にはビーバーの
巣がありましたし、スカンクやモナーク蝶なども見られるそうです。
サイクリング、ハイキング、トレッキング、カヤックにボートと様々なアクティビティが
楽しめるそうなんですが、冬になって雪が降ると道を封鎖してクロスカントリーやスキーを
する、とガイドさんから説明がありました。
果てしなく続く、広大な景色を日がな一日ほけーっと眺めていたい気分になりました。
のんびりと眺めていたら、日常生活で悩んでいることがちっぽけに思えて、ちょっとは
リフレッシュ出来るのかな、と。
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色分け、捨てるものの絵が書かれて
います。次の日に行ったアルゴンキン
州立公園でもそうでしたが、生ごみ用
だけは手を入れて中のバーを押さない
と蓋が開かないようになっています。
日本でもえさを求めて下山した熊が銃
で打たれて捕獲されるニュースを見ま
すが、動物が容易にえさとなるものに
近づけないように工夫されていて、
よく考えられているなあと思いました。
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202kmの運河。オタワ・ロックスと呼
ばれる24の水門があり、水門を開閉し
て川の高低差を調節しながら、船を
進ませるシステムになっています。
元々は英米戦争後にアメリカの侵攻を
恐れて、防衛のために造られたもの。
現在は夏はクルーズ、冬は世界最長
(7.8km)の天然のスケートリンクとして
利用されているそうです。スケートを
して遊ぶだけでなく、冬の通勤手段に
もなっているそうです。冬の期間中は
スケート靴のレンタルもあるそうなので、観光客も楽しめますね。
2007年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。
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リドー運河の写真の右手側に建っているのが、高級ホテルのフェアモント・シャトー・ローリエ。
現地ガイドさんの説明によれば、ホテルの創業者はタイタニック号の沈没事故に遭遇し死去。
ホテルの完成を見ることもなく、イギリスから一緒に運んできたホテルの調度品と共に海の底へ。
そのためホテルの開業が2ヶ月ほど遅れたのだとか。出来上がったホテルをどんなにか見たかっ
たことでしょうね。
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日が暮れかかってきた空がまたきれいです。
国会議事堂はイギリスのビクトリア女王の命で1859~1866年に建造されましたが、右手に写って
いるセンターブロックは1916年の火事で焼けてしまい、1922年に再建されたものだそうです。
中央にそびえるピース・タワーは高さ92.2m。
一般見学が可能で地上60mのとろこにある展望フロアからオタワの街や対岸のガティノーを一望
できるとのことでした。建物の一部もガイドツアーで見学できるようです。