三菱一号館美術館が購入した『グラン・ブーケ』を観てきました。
実は1か月程前にも友人と観てきたのですが、その時にはモネやロダンと同じ時代に生まれた
ルドンという画家について何も知らずに行ったので、初期の人の頭部をもつ植物や眼を
モチーフにした白黒のリトグラフにただ驚くばかりでした。
改めてもう一度ルドンが描くものが白黒からパステルや油絵の色彩へと移行する流れをなぞっ
て、50を前に子供が生まれ新しい希望を見出したルドンの気持ちが色に表れているようでした。
何と言っても晩年に描いた、本邦初公開になるグラン・ブーケ。
初期に書いたゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじみたいな作品からは想像できないくらい、オレンジ
や黄色などの鮮やかな色使いと動きがあって、しかも大きくて見ごたえがあります。
110年間もフランスの城館の食堂を飾っていた絵を目のあたりにしているんだよなあと、
しみじみ思いながら、じっくり鑑賞してきました。
岐阜県美術館の改修工事に伴う休館のため、同美術館が誇る世界有数のルドン・コレクション
が多く展示されている今回の展示会ですが、サイトにある『展示会紹介』で主な作品を見ること
ができます。
実は1か月程前にも友人と観てきたのですが、その時にはモネやロダンと同じ時代に生まれた
ルドンという画家について何も知らずに行ったので、初期の人の頭部をもつ植物や眼を
モチーフにした白黒のリトグラフにただ驚くばかりでした。
改めてもう一度ルドンが描くものが白黒からパステルや油絵の色彩へと移行する流れをなぞっ
て、50を前に子供が生まれ新しい希望を見出したルドンの気持ちが色に表れているようでした。
何と言っても晩年に描いた、本邦初公開になるグラン・ブーケ。
初期に書いたゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじみたいな作品からは想像できないくらい、オレンジ
や黄色などの鮮やかな色使いと動きがあって、しかも大きくて見ごたえがあります。
110年間もフランスの城館の食堂を飾っていた絵を目のあたりにしているんだよなあと、
しみじみ思いながら、じっくり鑑賞してきました。
岐阜県美術館の改修工事に伴う休館のため、同美術館が誇る世界有数のルドン・コレクション
が多く展示されている今回の展示会ですが、サイトにある『展示会紹介』で主な作品を見ること
ができます。