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つれづれなるままに・・・雑感を

ミュージカル「パレード」2回目

2017-06-02 23:53:22 | 好きなもの・こと・ひと
6月6日に行われる「題名のない音楽会」の
公開収録は残念ながら外れてしまいましたが、
「パレード」の方は当たりました。
6月13日の公開収録が当たるといいな~
でも考えてみたら 6月8日~6月10日の大阪公演、
6月15日の名古屋公演の合間に東京で「題名のな
い音楽会」の収録なんですね。。。石丸さんは。

さて5月28日の座席は1階K列4番5番でした。
今回は2階LS列3番4番、バルコニー席。
舞台の左側が一部見えにくかったり、頭上の照明
が気になったりはありましたが、正面から鑑賞する
のとは違った楽しみ方があって新鮮でした。
舞台から一番近いので、私刑を受ける石丸さんの
頬を伝う汗?涙?が見えたり、舞台の袖で出番の
準備をしている様子が垣間見えたり。向き合って台詞を言っている場面だと手前の人の頭しか
見えないけれど、舞台の右手に立った人を正面から見えるので、顔の表情など演技をじっくり
見ることが出来ました。

「正義」とは何なのだろう。
出世欲から都合のいいフランクを犯人に仕立てていくジョージア州検事や判事、嘘ばかり掻き
立てて民衆を煽るマスメディア、真実が何かを自分で見極め判断することもせずに流されて
いく民衆たち。裁判での嘘の証言の数々、その結果フランクは絞首刑の判決を受けます。
ユダヤ人コミュニティを中心に再審を求める運動が行われたものの、フランクの死刑が確定。
そんな中でスレイトン知事が裁判記録を見直し検証、検討した結果、フランクが犯人では
ないと確信し、終身刑に減刑します。登場人物の中で一番「正義」を実行したと思われる
スレイトン知事はアトランタの白人たちの怒りを買い、怒った白人のグループが刑務所を
襲いフランクを拉致、残忍なリンチの末に縛り首にしてしまう。

[Leo Frank]で検索すると木に吊り下げられたフランクと数多くの野次馬たちの写真が
ありました。フランクをリンチしたのはアトランタの上級階級の人たちだったみたいですが
実行犯らが罪に問われることはなく、南部の白人コミュニティからすれば「正義」を
果たしたメンバーということになるのでしょう。
一方、南部の黒人たちからすれば、自分たちはもう奴隷じゃないのに白人たちに命令され、
無視され、たとえ木に吊るされるようなことがあってもアトランタのホテルが満室に
なることも大騒ぎになることもないと。2幕の始めの方に歌われる曲が耳に残っています。

立場によって「正義」はさまざまで、自分ならどうするのか考えされられます。

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