1/3に将来への不安というタイトルで毎日新聞の記事を取りあげました。
縦並び社会・格差の現場からという連載記事になっているようで、今までの分を
ざっと目を通したのですが、色々考えさせられることがありました。
印象に残ったものを いくつか挙げてみました。
不摂生しているなら仕方ないのかも知れませんが、病気って誰にでもやってくるもの
ですよね。でも病気になっても患者になれる人となれない人が出てくる。
個人の税の負担はどんどん増え、国家の借金も一向に減らず。
一方で集めた税金を湯水のごとく無駄に垂れ流している。
世界で5番目に貧富の差が開いている国らしいですよ、日本は。
社会全体を「上」「中の上」「中の下」「下の上」「下の下」に分けたとき、自分の
生活程度はどこか?という設問ですが、私は「下の上」かな。15%のうちのひとりですね。
冗談でだと思うけれど、上海で月1万元で働かないかって同期に言われた時に
現地採用だと随分安くなっちゃうんだなと思って、“無理無理”って断っちゃった。
でも時給20元でも構わないときっぱり言い切れちゃう人もいるんですよね。
20元というのは大連の大卒初任給の2倍にあたるらしいし、日本とは物価も違うし
充分生活していけるのでしょう。
人それぞれ生き方も価値観も違うから、それもありなんだよね。
でも自分が今まで当たり前に捉えていたことが揺さぶられるような感じで
ちょっとショックでした。
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1/4患者になれない
国民健康保険料の長期滞納を理由に、医療費の全額自己負担を求められる資格証明書を市町村から交付され、保険証を使えない「無保険者」が04年度、全国で30万世帯以上に達したことが、毎日新聞の全国調査で分かった。資格証明書は滞納対策とされ、交付数は00年度の3倍に増えたが、滞納世帯数は逆に上昇。どの自治体も同じように国保財政が悪化する中、交付数に大きな格差も出ている。国民皆保険制度の根幹が揺らいでいる。
1/5時給は288円
時給は20元(約288円)。大連の大卒初任給の2倍にあたる。同社は当初、日本語のできる中国人の採用を検討したが、片言では顧客が満足しない。低賃金の日本人を連れてくることでコストを40パーセント削減できた。海外で日本の最低賃金法は適用されない。
同様のコールセンターを運営するマスターピースは03年に進出した。まず時給10元で募集したところ120人もの応募があった。加藤舞子さん(26)は昨年2月から働いている。時給は20元。前は営業事務をしていたが「毎日の単調な繰り返しがいやになった」という。 閉塞感の漂う日本。その隙を突くように成長企業が若者を引き寄せる。
記者は加藤さんに「使い捨てになるとは思いませんか」と尋ねた。
「はい。それでもいいんです」
1/6株に乗り遅れるな
社会全体を「上」「中の上」「中の下」「下の上」「下の下」の五つに分けたとき、自分の生活程度がどこに入るかを尋ねたところ、「中の下」が48%で最も多かった。「中の上」が
26%、「下の上」が15%で続き、この三つでほぼ9割を占めている。
同じ質問をした1968年以降の計21回の調査と、ほぼ同様の結果となっている。
生活程度の実感からは、以前と同じ「総中流」が続いていることになる。
しかし、世帯年収1000万円以上の人の39%が「中の下」と回答。300万円未満の人でも12%が「中の上」と答えるなど、客観的な所得水準と生活程度の認識が必ずしも一致しているとはいえない部分もある。
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