海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

らいむ

2008年08月05日 | わんこの日常
   わんこの名前は「らいむ」。

   来夢・・・夢を運んできてくれますように 

   という意味を込めて、命名しました。
   

   「夢」と言ってもいろいろありますが、私たち二人にとっての一番の夢は
   とっても大きく、そして重い夢…そう、ヒナ を運んできてくれるという夢でした。

   我が家に来た当初から、らいむはその名の通り、小さな夢を少しずつ少しずつ運んでくれ、
   そして最後には、半ば諦めかけていた大きな夢までも、
   現実のものとしてくれました。

   我が家に来て、ホンの半年程度の時間しか経っていないというのに 

   らいむはまるで、自分の使命をわかっているようにすら見え、
   私たち夫婦にとって、とってもとっても愛おしい存在になりました 

   もし夢が叶わなかったとしても、いつも見せてくれる愛嬌たっぷりの姿が
   私たちにとってはかけがえのない宝物であり、それだけでも十分だったのですが…


   
   
   だというのに 

   

   あろうことか、元気のないこの姿 

   わんこは9ヶ月になってすぐに去勢手術を受け、魂を抜かれてしまいました 

   こんな姿を目の当たりにして、罪悪感たっぷりの私 

   自分たちはあんなに子供を望み必死でいながら、
   その能力のある彼を、いとも簡単にこんな風にしてしまうなんて…
   極悪人としか思えません。

   もし子供を授からなかったら、彼の子供や孫たちの成長を楽しみに
   老後を送ろう…なんて本気で考えたことも…。

   去勢に踏み切るには、かなり悩んだのも事実なのですが。



   
   わんこは生後7~8ヶ月に入る頃、激変 
   それまで天真爛漫に笑い、誰とでも仲良くでき、人懐っこく甘えっ子だった彼が、
   牙を剥いたのは、本当に突然のことでした 

   いつも優しく撫でてくれるお散歩仲間のお兄ちゃんを、いきなりガブリ 

   幸い大事には至らなかったのですが、
   その光景を見ていた私は、かなりショックでした 

   男の子には何の落ち度もなく、悪いのは明らかにわんこだったのです。
   
   その日を境に、わんこは変りました 

   顔見知りのわんこにさえも唸り声をあげ、
   男の人や雄犬の臭いに攻撃的になってしまったのです 

   聞いた話によると、ゴールデンレトリバーは性格がかなり繊細だといいます。
   ちょうどその時期のわんこは、私の妊娠初期の時期と重なり、
   かなりストレスを溜めていたのかもしれません。
   いつも一緒に長散歩やボール遊びをしてくれたおかぁはんが、
   まったく構ってくれなくなってしまった時期…

   遊んで、遊んでと訴えてきていたわんこに、
   寝てばかりで、全然構ってあげられなかったことをすごく後悔。

   きっととっても淋しい思いをしていたんだろうなぁ…

   ガブリ事件のあった日は、久~しぶりにお散歩に行った日のことだったのです。

   


   そんな事件があって、悩んだ末…。
   これでよかったのか、は本当に謎です。
   結局、人間の都合の良いようにされて生きていくしかわんこにはないのです。
   わんこは無償の愛を、私たちに与えてくれてるというのに…。

   そう思うと、とっても胸が痛くなってしまいます。



   事件後、わんこは二階のみ放し飼い解禁になりました。
   おかぁはんに甘えられなかったことが、ストレスの原因だということは、
   このあとはっきりとわかりました 

   顔を洗うにも、トイレに行くにも、洗濯を干すにも、
   私の後をピッタリと寄り添ってついてくるわんこ… 


   ごめんね、淋しい思いをさせたね。

   これからは彼の愛に、全力で応えてあげたいと思います 


コメント
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