海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

高度医療センターへ

2008年08月20日 | わんこの日常
   『日本動物高度医療センター』へ行った。

   場所は神奈川県の高津区。

   何故千葉県に住む私たちがわざわざ神奈川の病院なのか…というと、
   わんこの体調が思ったより深刻で、獣医さんにこの病院を紹介されたからだ。

   もともとゴールデンレトリバーなどのレトリバー種は、遺伝的な病気を発症しやすいという。
   まさか、うちのわんこも…なんて、夢にも思わなかったが、
   以前からお尻を振って歩く姿に、一抹の不安を感じていた 

   そこで、先日去勢手術を受けた際、思い切って股関節のレントゲンを撮ってもらう事にしたのだ。
   ちょうど麻酔を打つので、レントゲンを撮るには好都合だったのだ。

   結果は・・・

   かなりの確率の高さで、「股関節形成不全」だと診断された。
   この病気は、発症すると関節に痛みが出たり、変に軟骨が形成されたり、脱臼しやすかったりと
   将来、生涯に渡って生活に大きな影響を与えるのだという。
   最悪の場合は、歩けなくなってしまうことも…。

   行き付けの獣医さんでは、治療が高度なため手が出せず、
   高度医療を専門に扱うこの神奈川の病院を薦めてくれたのだ。

   完全予約制 

   早いほうが良い、とのことだったので、ぴよ吉が夏休みに入ってすぐの日に予約を入れ、
   かなりの不安を胸に病院を訪れた。。。

   ここはホテルのロビーか 
   と思わせるような立派なエントランスと、専属の受付嬢。

   一瞬、不安は治療代金の方にウエイトが置かれた 

   獣医さんはとても親切で、丁寧に説明をしてくれた後、
   詳しい検査を行うために、わんこを連れて検査室へと連れて行った。
   何も知らず、「お姉さん大好き」と行ってしまったわんこ…

   おかぁはんとおとぉはんは、どんなにお前のことが心配だったことか 
   決して、心配なのは医療費ではないのだょ。

   


   検査は一時間ほどで終了。
   薬の影響で、半分ぼんやりとした状態のわんこだったが、元気な姿 

   とは裏腹に、残酷な検査結果…「両脚股関節形成不全」との診断がなされた。



   わんこの運命はいかに…??

   さらに詳しい説明を受け、この子のために何ができるか、どうするべきなのか?を検討した。
  
   結果、私たち(獣医さんも含め)が下した決断は、「温存療法」

   現在の状況を見ると、わんこはさほど痛がる素振りは見せていない、
   というのが一番の理由だが、
   手術(三点切除?)を行うには、月齢が進みすぎてしまっていること
   (本来は生後7ヶ月位までに済ませるのがベスト)や、
   最新医療を行うアメリカではもうこの方法を採用しない傾向にあることや、
   別の手術(人工関節を入れる)をするには、まだ差し迫ったものはないこと、
   などなどの理由が挙げられた。

   そしてしばらくは、体重管理をしっかりしてあげ、後足の筋肉をつける運動や、
   ヒアルロン酸などのサプリメントを使って様子を見ることとなった。



   とりあえず、一安心 


   人工股関節を入れる手術は、片方の足の材料費だけでも50万円はするという。
   両足で100万円、手術や入院の費用を入れると一体いくらに 


   いえいえ、決して金額のことを心配しているわけではない…。
   こんな遠くの病院に、おかぁはんもなしに独り入院生活を送ることになったら、
   きっとわんこはノイローゼになってしまうだろう。


   タイミング~ぅの良いことに、私はそろそろ戌の日のお祝い 

   今までとは違って、多少動き回ることができるようになった 
   お散歩も以前のように行けるようになるだろう。

   走り回ることはできないが、後足を鍛えるためのお散歩は、
   どんどんお腹が大きくなってきたおかぁはんとするには、もってこいだ 

   良かったね、わんこ 

   また地道に、おかぁはんと一緒にたくさん歩こうね~ 


   ということで、先日から大きな悩みの種だった「股関節形成不全」は、
   ちょっと一段落・・・

   だけど今回の診察費用(検査費を含め)、一日で5万円也 

   いえいえ、わんこが無事なら5万円くらい・・・いいんです 




コメント
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