最寄りの本屋さんに行くと…
でてましたぁ 絵本!
ずいぶん前から決まっていたお仕事でしたが、実際に稼働を始めたのは今年に入ってからでした。
決まってから出版までの間に、いろいろなことがありました
それでも、がんばって、何とかここまでこぎつけることができました
みなさんに気に入ってもらえると嬉しいな
応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
『サニーのえがお、みぃ~つけた』出版によせて
「えがおってね、どこかにきえちゃうことがあるの」
ある日突然、笑顔をなくしてしまったサニーちゃん。
自分らしい笑顔を見つけるために、笑顔の大捜索(?)をするお話です(^^)。
本書『Smile!(原書)』と出逢った時、我が家にはまだ「笑顔」は当たり前にあちらこちらに溢れていて、
本当の大切さを知らずに過ごしていました。
絵本の中のサニーちゃんのように、ヒナは表情がとても豊かで、ちょっとお転婆な女の子。
娘の笑顔は、親の私たちにとって、まさに天使そのものでした。
ところがそのわずか数か月後、娘はレット症候群と診断され、笑顔は我が家から消えました。
幼稚園に向かう車を泣きながら運転する日々。 初めて味わう絶望感。
もう二度と我が家に笑顔が戻る日は来ないだろう、と思っていました。
「レット症候群」は、女の子だけに発症する進行性の神経疾患です。
不治の病と闘いながらも、女の子たちはとてもきれいな瞳を持ち、
不自由な身体でも一生懸命に瞳で語りかけてくれます。
そしてとても愛らしい笑顔を見せてくれます。
けれども病気が進行するにつれ、レット症候群は、その大切な笑顔さえも奪ってしまいます。
神様、どうかこの笑顔だけは奪わないでください…。
娘の笑顔は、私たち両親にとっては大切な宝物です。
無力な私たちは、ただ祈ることしかできません。
娘の笑顔を守りたい一心で立ち上げた「スマイルはぁと♥」。支援金を募るためのママさんサークルです。
大勢のみなさんにお集まりいただき、たくさんの温かい言葉をかけていただきました。
支援の輪はどんどん広がり、そのことにどんなに勇気づけられたことでしょうか。
みなさんの温かいお気持ちをいただき、絶望が希望に変わろうとしていることに、気づかされました。
笑顔の大捜索をしていたサニーちゃん。
けっきょく、笑顔はいつの間にか戻って、すぐ近くにあったことに気がつきます。
時々、どこかに迷い込んでしまうかもしれない「笑顔」。
本当は、いつもすぐそばにあるのかもしれません。
娘の笑顔を守るために、私も笑顔だけは見失わないように…
そんな教訓となった一冊でもあり、思い入れの強い作品になりました。
たとえ、いつの日かヒナの笑顔が奪われる日が来たとしても、
本書サニーちゃんの笑顔と重ねて、ヒナの最高の笑顔を覚えていていただけたら、幸いです。
この度は、たくさんのご協力と真心をいただき、本当にありがとうございました。