海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

音楽発表会

2018年07月20日 | すくすくひな日記


少し前になりますが、ヒナの学年、4年生の音楽発表会が行われました。

これは地域の小学校が何校か集まり、4学年の一クラスが学校代表として、

演奏や合唱を披露するものです。


演奏を聴いて(見て)、びっくりしました。



クラスのお友だち、一人ひとりの演奏が素晴らしかったのはもちろんですが、

この演奏の中に、ヒナが居る、ということが驚きでした。




障がいがあろうがなかろうが、みんなと同じ環境の下で学校生活を普通に過ごさせたい…


私たち夫婦はインクルーシブ教育を選択し、ヒナは重い障害がありながらも

普通級に在籍しています。


病気の関係で、できないことがあっても仕方がない、と思っていましたが、

ヒナは、できないこと、があまりない…

それどころか、何でもきちんとやり遂げるのです。

自分で「握り続ける」ことはできないので、

もちろん介助の先生がつきますが、それでも、

やっぱり彼女は彼女なりに精一杯取り組み、自分でやろうとしています。



演奏は、素晴らしいものでした。


ヒナは、ウインドウチャイムを担当。


どの子もそうですが、練習を始めた頃は演奏がバラバラで、上手に弾けていなかったそうです。

練習を重ねていくうちに、みんなの息が合ってくる。。。

ヒナも演奏のタイミングがみんなと上手に合うと、

とても良い笑顔を見せて、練習に励んでいたそうです。


ヒナの演奏の立ち位置も、課題になりました。

ヒナの出番を合図するのは、ピアノの伴奏をする子です。

その子が合図をどのように出せばヒナにわかりやすいのか、

どこの立ち位置だと見えやすいのか、

などをみんなで考えながら、試行錯誤で練習を重ねたそうです。


と、言う話は、先生からではなく

実は同じクラスメイトのママから教えてもらいました。


お友だちが、お家でお母さんに練習の話をして、

「そうだったんだって」と、私にも教えてくれたのです。


子どもたちは、誰一人、できないヒナを仲間外れにしません。

常に一緒にいいものを創ろうと、みんなで協力しあい励まし合って、

ヒナの能力も引き出していってくれているのでしょう。


だから、

ヒナはできないことがあまりない、のかもしれません。



音楽発表会、行ってよかった


同じクラスのお友だち一人ひとりの成長を感じられる、

そして、この子たちがいてくれてこそ成長する娘の姿を

見逃すことなく、きちんと心に焼き付けることができた、

本当に良い音楽会でした。


愛情を持って、陰で支えてくださる先生方にも、本当に感謝です。


4年生になり、行事や係もぐっと増えましたが、

大きく体調を崩すこともなく通い続け、

明日からは長い夏休みが始まります
コメント
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