みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『出口のない海』 (DVD)

2007年05月11日 | 映画(DVD含む)
出口のない海 PCBE-51520出口のない海 PCBE-51520

 海老蔵丈初主演映画。物語が重そうというのと、劇場公開時は忙しかったのか見にいけなかった作品。人間魚雷「回転」の乗組員が主人公の物語。


 思っていたよりも、海老蔵の演技が意外に良かったのでホッとしました(あれ?!)ところどころ・・・多少は「ああ・・」と思うこともありましたが(^^;。のだめの上野樹里ちゃんものだめとはまったく違って(当たり前だ。)、落ち着いた演技。でもかわいいな~。二人で歌うところとか結構好きです。(というか、海老蔵が歌うシーンが多かったですね。)
 海老蔵が出撃するところや、最期の手紙は泣きました。愛する者や故郷を最期の最期まで思って、守ろうとする気持ちを思うと涙が溢れます・・・・。ラストというか主人公の死に方が予想していたものよりは違いました。予想していた「特攻」も悲しいですが、この結末はもっと・・・それ以上に悲しすぎます。死んで、この「回転」の存在を伝えると主人公が劇中で言っていたけど・・・。前々から人間魚雷のことは少しだけ存在は知っていましたが、本当にあったんだ・・と改めて思いました。うーん・・・

 心理描写やラストの死因(事故ですよね?)の描写などやや不満が残る部分もありましたが、この悲惨な兵器があった、これに乗って死んでいった若者たちがいるということを伝えたことは十分価値があるのではないかと思います。年代的にはちょうど祖父と同じくらいの年代の彼ら。それを思うと、祖父たちには本当に敬意を払わなくてはいけないと感じました。


 あらすじなどはこちらから。
出口のない海 - goo 映画出口のない海 - goo 映画

五嶋龍 『Ryu Goto』

2007年05月11日 | 音楽
 ドラマのだめ以来、再びまめにクラシックを聴くようになりました。(といってもまだ全然詳しくないのだけど・・・。)なので最近は図書館でクラシックコーナーでよくCDを借りています。前から気になっていた五嶋龍君のファーストアルバムを発見したので、借りてきました。以前、知人にも少し聴かせてもらったことがありますが、話題になるだけすばらしいですし、久々に音楽を聴いて感動の涙が出ました。このCD発売時は17歳。これからどうなってしまうのかと思ってしまいます。
 収録曲は以下の通り。

1 ラヴェル: ツィガーヌ
2 クライスラー: 愛の喜び
3 ヴィターリ: シャコンヌ
4 リスト: パガニーニによる超絶技巧練習曲 第3番《ラ・カンパネラ》
5 ルトスワフスキ: スビト
6 シンディング: ヴァイオリンと管弦楽のための組曲から 第1楽章 プレスト
7 エルンスト: 夏の名残のバラ
8 武満徹: 悲歌
9 パガニーニ: カプリス 第24番
10 - 14 サラサーテ: カルメン幻想曲

 どの曲も良かったです。『シャコンヌ』はオルガンとの共演。バロック調のものって、個人的にはちょっと苦手・・と思うことがあるのですが、重厚でとても素敵でした。『ラ・カンパネラ』はピアノとヴァイオリン用に編曲したもの。ピアノ曲としては何度も聴いたことがありますが、こうした形で聴くのもよいです。これは、もともとパガニーニのヴァイオリン曲をもとに、ピアノ技巧を開拓するために作られたのですね。『カルメン幻想曲』もとても良かったです。どの曲も情感溢れ、心を動かされました。昨年のリサイタルのCDもとても気になるので購入を検討しています(笑)

五嶋龍オフィシャルウェブサイト