みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

片山慶次郎 『なんとのう ええ』

2007年05月14日 | 本・マンガ
 先生にお借りして読みました。片山慶次郎師が今まで書かれたものを纏めた一冊です。大変厚くて、読み応えがありました。能や慶次郎先生ご自身のお話はもちろんのこと、能と京舞が混在する片山家ならではのお話も面白く拝読。特にお父様が戦後、能舞台の復興(京都観世会館など)にご尽力されたことは、前にも日経新聞の片山九朗衛門師の連載でも読みましたけど、本当に大変なことなんだなぁと・・・。あとお母様である四世井上八千代さんのお話も印象的でした。
 正直・・・見たことない曲の話は読んでいて難しいところもありましたけど・・・けれど、こういう一流と呼ばれる方の文章を読むのは、大変面白いし、勉強になります。

『船弁慶』と反省会

2007年05月14日 | お稽古
 今日(13日)はお稽古でした。私は中之舞の曲を続けて・・・『舟弁慶』です。知盛・・・の方じゃなくて、静御前の別れの舞の部分。お能でも歌舞伎でも何回か見ていますし、好きな曲です。(好みでいうと・・・私は能の舟弁慶の方が好きなんですけどね。。。)クセは一度お稽古していますが、その時とは違うし、一度稽古というか発表もしているのに4年くらい前だとちょっと忘れています。

 同じ中之舞といっても、熊野は早くお母さんのところに行きたいの!という気持ちがあるけど、静は義経と別れたくない・・・そんな違いがあるということです。最後の方ののシテ謡「静は泣く泣く~」のところとかなかなかうまくいかなかったです・・・・(^^;。私・・・ここの場面一番好きなんですけどね・・・・。今日の私のは「早く別れたがっている静」だそうです(笑)ごめんね、静ちゃん(^^;。次回もまた『舟弁慶』です。

 あと、3日の舞台のDVDを頂きました。少し見ましたけど、後でゆっくり見てみます。後で客観的に見て分かることもあるし。。。。先生に、音はよく鳴っているとお言葉を頂きました。ま。。。当日のコンディション(湿度)とお借りしている鼓がとても良いものだからだと思いますが。もう少し強く打つと深みの出る音が出るそうなので、研究ですね。鼓を打つのは、余分な力は入れてはいけませんが、かといって、力がないのもだめ・・・・。もっと良い音が出るようにがんばらなくては。

 そして今日は反省会を兼ねてのお食事会。反省はそれぞれありますが、それを生かして今後のお稽古なり実生活になりつなげて生きたいです。毎年思いますけど、本当に良い勉強させて頂いています。
 お食事会はネパール料理のお店です。カレーとか色々出ました。美味しかったですが、辛いほうを食べてもあまり辛くなかったので、後で先生に「あれで辛いほうですか?」と伺ったら、「いつもはもっと辛い」そうなので、今度は汗が出るほど辛いのを食べたいです (笑)