みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

池波正太郎 『池波正太郎の映画教室』

2007年05月18日 | 本・マンガ
 この本は1979年に『映画を見ると得をする』というタイトルで発行されたものを改題されたものらしいです。『鬼平犯科帳』など時代小説で今なお人気の池波さんらしい映画の見方、ポイントは思わずうなってしまいます。私もそうだと思うところから、ふむふむと思うことまで。

 「映画を見ることは他人の人生を見ること」というのは、芝居でも小説でも通じることですね。あと、「身銭を切って映画館に行くべき」という言葉に今の私の心にぐさぐさ刺さります・・・・。高校の頃は最低月1は映画館。平均月2回は映画館に行っていたのになぁ・・・(^^;。やっぱり映画館は違うので行きたいのですが、なかなか・・・・・。

 そして、淀川さんも仰っていたことですが、どんなつまらない駄作にもどこかに見るべきところがある・・・。これは、映画だけでなく何に対しても当てはまることなのかなと思います。中には救いようのないものもあるのかもしれませんけど・・・(^^;。自分も映画感想を書くときは、「?」というものでも、どこかは良いなぁと思ったところを見つけていきたいと思いました。

 映画ファンの方にも池波ファンの方にも読んでいただきたい一冊。