みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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第34回俳優祭 その1

2007年05月27日 | 歌舞伎
 5月26日、3年ぶりに開催された俳優祭に参加してきました。私は3度目の俳優祭。メイン演目は『白雪姫』、しかも玉三郎さんが主役。3度目にして俳優祭での玉三郎さんは初めてだったりするのです(笑)『白雪姫』はまた別の記事にして、その1は前半の舞台と模擬店レポを。まずは三津五郎さんのご挨拶がありました。

『郷土巡旅情面影』
 全国の色々な芸能をその地域のみなさんや役者さんが上演。『勧進帳』の舞台である安宅の関のある加賀からは子供歌舞伎の『勧進帳』の演奏。大人の方3人いましたが、三味線、鼓も小中高生の演奏。鼓の音をちゃんと出すのも、みんなで合わせるのも大変だなぁと、ジャンルは違えど、鼓を稽古している自分は改めて思いました。けれど、歌舞伎座という大舞台でも、舞台姿が堂々としているし、立派でした。続いて山鹿(熊本、八千代座のある地域)の「山鹿灯篭踊り」。女性たちが頭に灯篭を載せて踊ります。暗闇の中に浮かぶ灯篭がとても幻想的でした。最後は「阿波踊り」。こちらも楽しくなるほど、みなさん楽しく踊っていましたが、千之助君が可愛く踊っていて思わずニッコリ。あと猿弥さん、ドリフの「エンヤ~コラヤット~」の「エンヤ」を繰り返していて面白かったです。

 続いて模擬店。3度目なのでコツが分かってきたとはいえ、相変わらず戦場と化します!!!なんと言ったって、役者さんと直接触れ合える機会ですからね写真も常識の範囲程度で撮影し放題ですしかし、こちらでは肖像権の関係もございますので、役者さんの写真の公開はもちろんしませんので、文章と戦利品画像のみでお伝えします。
 まず、私は当日券で幕見席なので、一旦外へ出て一階から入らなくてはいけません。事前にプログラムの模擬店案内図に誰がどこで何を売っているということが書いてあるので、開演前にシュミレーションです(笑)幸い第一の目的の仁左衛門さんは一階ロビーなので真っ先に行きましたが・・・・やっぱり凄まじいものがあります「押さないでください」と叫んでるのに・・・自然と。。。。仁左衛門さんはTシャツや巾着を売ってました。ようやくご本人の近くにたどり着いた私は仁左衛門さんに「布の巾着ください。」と伝えましたら、色が2種類あったのですが、仁左衛門さんから赤を手渡されました(笑)私もそちらの色の方が欲しかったので、嬉しかったですが(笑)しかし、ものすごい戦場でした。どうやら、後ほど自分の売り場から千之助君がやってきたそうです。その場にはいなかったので、ちょっと見たかったけど仕方ないです。


 上の画像は、その巾着です。かじったリンゴの絵にSnow Whiteのロゴが。この日だけしか手に入らず、しかも役者さんから手渡しで買えるというのはなんとも贅沢気分。

 その後は2階の食堂に行きました。ここのテーマは演目の白雪姫に合わせて、「7人の小人の広場」という趣向になっていました。りんご飴、りんごアイスなどリンゴのお菓子もたくさんですりんごアイスは歌昇さん親子が売っていらしていましたが、これが美味しかったです。果肉入りシャーベットって感じで。あとは孝太郎さんと千之助君のところで7種類のサンドイッチを買ったり、サービス精神旺盛の福助さんのところではお菓子を買った後、2ショットを撮っていただいたりしました

 あと3階に上がり、階段上がったところのいつもはカレーとコーヒーのお店に春猿さんと段治郎さんのバーが。女形姿の春猿さんがお客さんの応対を今テレビにたくさん出ていらっしゃるし、人気でした。私はアルコールが弱いので、ウーロン茶を頼みました。春猿さんに微笑み、見つめられながらウーロン茶の紙コップを渡され、嬉しかったですあと、ビールを春猿さんがオーダーするとき「おビール」と仰っていたのが印象的でした。ちなみに下の画像は記念に持ち帰ってしまった春猿さんから渡された紙コップです(笑)段治郎さんも阿波踊りの姿でかっこよかったです。



 あと三津五郎さんのおでん屋さんも行きたかったんですが・・・暑くて・・・おでんはパスしちゃいました。勘太郎&七之助兄弟のお店には名前がなかったけど、勘三郎さんがいらっしゃいました。袴姿で素敵でした。ここも3階だからか混んでいたには混んでいましたが、若干ましでした。勘三郎さんからエコバッグを手渡しで買いました。快く握手もしていただきましたちなみに下の画像がそれです。



 あとは、地下食堂の團十郎さんの握り寿司コーナーとその隣の海老蔵のから揚げコーナーを遠巻きに観察したり、錦之助さん隼人くん親子からおにぎり買ったりしました。その後、また一回出て、幕見席入り口から入り直すので一階ロビー周辺をうろうろ。富十郎さん鷹之資くん親子の素敵な笑顔の親子2ショットを撮影させていただきました。

 しかし、数年に1日(昼夜2回公演ですが。)とはいえ、このようにたくさんの役者さんと直接触れ合える機会はファンにはたまらないですね。しかもただの模擬店ではなく、各回ともそれぞれのテーマに合わせて趣向になっているのが、役者さんのエンタテイメント精神を感じます。そして・・・3回ともなると、子役たちの成長を感じます(笑)大きくなったなぁとか、もう全然あの頃と違うよ!みたいな(笑)

 その後、日本俳優協会の永年功労賞の授賞式がありました。昼は役者さん(主に脇役)への表彰がありましたが、夜は裏方さんへの表彰式です。床山さん、狂言作者さん、そして附け打ちさん。附け打ちの芝田さんは舞台上で拝見していますが、後の方は影で縁の下の力持ちになって歌舞伎を支えてくださっています。何でもそうですが、こういう方あっての歌舞伎ですし、役者さんたちだけではできない総合芸術でもあるんだということを感じます。

 この後はいよいよ『白雪姫』。ということで俳優祭レポ1はここまで。また後日アップします。