『Google Earthでみる地球の歴史』

後藤和久/著

　図書館で見つけて面白そうなので借りてきました。「Google Earth」はなかなか面白いですよね。著者は地質学の研究者。「自然」「災害」「地球史」という３つのテーマがあり、世界各地の色々な場所が画像付きで説明されています。きっと画像だけ解説なしで見ているだけだったら「綺麗だな～」とただ眺めているだけで終わってしまうと思うのですが、専門家の目線で改めて見ると、とても面白いですね。なんでこんな地形になったのか・・とか・・・こういうのを考えながら画像とか地図を見るのもまた素敵ですね。

　また「災害」ではスマトラ沖地震で発生した津波の爪あとも分かったり・・・。ベスビオ、富士山などの火山も紹介されています。富士山はもう何百年も噴火していないけれど、そんなの地球の歴史からみたらほんの一瞬なんだろうな～とか、オーストラリアにあるクレーターを見て、今、地球にこんなの衝突したらやばいよな～とか・・・いろいろなことを思いながら読んでました。そして実際に見てみたいな～という風景も多数（笑）

　ここで取り上げられた場所だけでなく、身近な場所もどうやってこのような地形になったのかな～？と思いながら景色を見ると、また楽しくなりそうですね。