肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

インターフェロン治療の体験談の募集について 厚労省

2009年04月06日 | インターフェロン療法について
厚労省で、インターフェロンの体験談を募集していますね。
インターネットで、書いている患者さんもしっかりと検索して見てほしいですね。どんなに大変か、副作用がほとんどない人もいないわけではないので、ちゃんと助けてくれる方向に理解して欲しいです。みなさんの体験を是非報告してみて下さい。
以下は引用です。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/taiken/index.html

厚生労働省では平成20年度から、新しい肝炎総合対策に取り組んでおり、その柱としてインターフェロン治療に係る医療費助成制度を開始しております。
インターフェロン治療は、個人差がありますが強い副作用が現れることもあり、それを心配して治療に踏み切れない方や、仕事や家事に追われて入院・通院を躊躇する方も多くいらっしゃいます。
そこで、厚生労働省では実際に肝炎の治療を体験された方々から、どのように副作用を克服されたのか、また、仕事や家事と治療とをどのように両立されたのかなど治療の体験談を広く募集いたします。
お寄せいただいた体験談については、選考過程を経て厚生労働省作成のリーフレットやホームページ等に掲載させていただき、現在治療中の方やこれから治療を始めようと考えていらっしゃる方々の参考となるよう活用させていただくとともに、肝炎という病気を多くの方に知っていただき、早期発見・早期治療につなげていきたいと考えております。
治療を体験された方であれば、特に応募制限はありませんので、より多くの方々からのご応募をお待ち申し上げております。
(応募内容)
1、応募資格
インターフェロン治療を体験された方

2、形式
400字程度

3、応募方法
はがき、手紙、FAX、電子メール(kanen-taisaku2@mhlw.go.jp)のいずれかで、別紙の要領により次の宛先まで応募してください。
<別紙 応募要領はこちら>(Word:26KB)

<宛先> 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
厚生労働省健康局疾病対策課肝炎対策推進室
FAX 03-3595-2169
4、募集期間
平成21年3月30日(月)~平成21年4月15日(水)

5、発表方法
採用された方に通知するほか、ホームページ等で発表
※  発表の際には、個人名は記載せず、<40代・会社員・男性>のように表記します。
また、個人情報保護の観点から、体験談本文の一部を編集させていただく場合があることをあらかじめご了承ください。

B型肝炎訴訟の動き

2009年04月06日 | 肝炎救済に関連して
中島弁護士さんからの報告をご紹介したいと思います。いい方向へ動いていきそうな気がしますが、まだまだ油断はできませんね。

4月3日、4日と、東京でB型肝炎全国弁護団の合宿に参加してきました。
全国の弁護団原告団で40名くらいだったかと思います。

また、この間、大きな動きがありました。
3月31日の薬害肝炎、B型肝炎、患者会の3者共同請願を受けて、翌4月1日、民主党山井和則議員が衆院厚生労働委員会で肝炎について質問をしてくれました。
 答弁はすべて舛添大臣。B型肝炎の抗ウイルス薬の助成を求めた後、B型肝炎については18年判決で責任が認められていることを取り上げ、大臣が「5人の問題だ」という答弁したのを受けて、それでは今の285人の原告についてふたたび18年裁判をやらせるつもりかと問い、大臣からあいまいな言い方ですが解決に努力したい旨の答弁を受けたあと、すくなくとも判決が確定した5人の原告には会うべきではないかと問い、大臣から、「時間が許せば5人については会う」との答弁を引き出しました。

山井議員の質疑応答は、衆議院HPのインターネット録画で見ることができます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
(18年判決の5人については)時間が許せば会う機会を持ちたい、と明言しています。


これを受けて、3日には、平成18年判決の原告木村さんが上京、弁護団会議を一時中断して、厚労省の担当官に大臣面談申しいれをしました。
その場で回答は得られませんでしたが、面談の実現が成否どちらに転んでも、新たな運動の契機になろうかと思います。