12月6日よりソブリアードを使い始めた患者さんが二人(HCVゲノタイプ1b高ウイルス量)いて、一人は10日目で1.2未満検出あり14日目で検出せず、もう一人は1週目で1.4、2週目で1.2未満検出ありでした。1週目ですごい下がると聞いていたけど。実際に使ってみて副作用がほとんどなくて、びっくりです。2014年2月27日でソブリアードは内服終了となります。20013.12.22記載開始9月25日更新
一人は普通のペグリバでは副作用が多くてペガシス30μg月一回単独の少量長期でウイルスが6.4から4.6に下がるのを確認していたので、その後1回投与量がペガシス18μgならつづけられると18に減らして、ウイルス量は6.8となっていました。ラエンネックを週3回10月から併用はじめて倦怠感も良くなってきたと自信がついて来ていたので、週一回の少量のペガシス18μg(1回投与量10分の1)であれば、月ペガシス64μgと単独療法より月の投与量が増えるので、18とコペガス200mg(通常量600mg)とソブリアード100mg1錠で開始。この方は倦怠感が強くなりやすかったので大事をとって入院で開始としました。おなかがちょっと痛くなったけどそのあとは戻って継続で来ています。10日後1.2未満検出と今までにない低下率で本人も喜んでいます。
追記 12月20日二週間後は1.2未満検出せずで消えました-。1月8日の診察では倦怠感がきつくなってきており、週一回を2週に1回にする方法もあることを伝えて無理せず少ない量でも十分効果が出ているので、多い量にこだわらずに行きましょうと説明しています。1月10日追記分
その後、倦怠感が6週すぎたあたりから嘘のようになくなってきて、元気になってきましたとのこと、インターフェロン中に倦怠感がとれたと言う方、ウイルスが消えて元気になっているのかSVRになった方に何人か経験があります。そうだといいですねと説明しました。ただ、足のだるさが出てきているので、そこが落ち着いてくれるといいなと話していました。1月23日追記分
その後は、インターフェロンを売った最初の3日はハイテンションでそのあと落ち込む感じがあるとのことでした、1週間経つと戻っているという状態、何とかソブリアードは8週に入ってきたので、乗り切りたいと話していました。前回のペグリバのときに今より多い量で行っていたのでそのときのうつ状態よりははるかに楽そうです。ラエンネックも倦怠感の改善に役立っているのかもしれません。2月5日追記
残すところあと2週間を切ってきました。倦怠感やいらいら感は続いていて、ワイパックスの効果が少し弱くなってきているとのことで、コペガスを夕方飲むのから朝(夕方から朝に切り替えるだけでも倦怠感が改善することがあります)に切り替えてもらいました。あとめまいが起きそうになる感じがあると言うことで耳鼻科で以前もらっていたトラベルミンを使ってしのいでいるとのことで追加で処方しました。この調子なら乗り切れそうとがんばっています。あまり頑張りすぎないでと話ながらつづけています。2月23日追記
2月27日でソブリアード終了。めまいも落ち着いて大丈夫とのこと。これからはペグリバのみのりきれますように2月26日診察で。3月8日追記
その後ソブリアード終わってから、いらいら感がでてきているとのことで、安定剤の1日1回から2回に増やしているとのことでした。ソブリアードの副作用をちょっと軽減する作用があるかもっていうのが、なくなったのかもしれないですね。でも、しのげているので最後までいけそうとのこと。ウイルス陰性化継続。4月26日追記
その後も同様の調子でしたが、最終的に24週終了しました。ラエンネックは継続して使用しています。あとは終了後のウイルスの変化を見ていきます。5月30日追記
終了後頭痛が少しあったが、今は落ち着いている。6月20日追記
終了後2ヶ月後も陰性化持続です。8月2日追記
3ヶ月後まで陰性でしたが、4ヶ月目で陽性化1.2未満プラスとなりました。残念でしたが、ここまでウイルスが陰性化持続したって事はかなり減っていると考えて次へ向けて準備開始です。9月25日追記
もう一人は、副作用が出ないようにと希望され、外来にて2012年5月からペガシス90コペガス400(通常量の半分から開始)を2週に1回から、はじめて2回で声がかれたり咳が続くなどあり、1カ月空けて2012年6月ペグリバに変更、ペグイントロン80μgレベトール400mgに変更してで開始から5ヶ月で陰性化、貧血などの副作用は認めますが、十分日常生活は可能でした。2013年9月に72週投与で終了としましたが、11月再燃したため、HCVRNAが7.2LogIU/mlに上昇し再度頑張ってみるとのことで、前回陰性化した量のペグイントロン80μgレベトール400mgソブリアードを開始しました。1週後ウイルス量は1.4とすごい低下です。今のところ順調です。既存の治療で副作用が無いかたの場合は外来での開始も可能と思われました。
追記 12月20日は1.2未満検出ありでまだ消えきっていませんがもう少しという感じです。2014.1.4に1.2未満ケンシュツセズになりました。ちょっとふらつきがあるけど、貧血などの悪化はなく順調です。
この方は、本当に副作用なく順調です。私の患者さんの中では基準量に近い状態(リバビリンは半分ですが)で行っている患者さんです。
かゆみが続いているとのことでしたがこのくらいであれば大丈夫と内服や軟膏などはだしていない患者さんです。2月23日追記。
かゆみは続いている感じですが、症状としては特に変化なく最後までいけそうとのことでした。ウイルスは陰性化継続。4月26日追記
引きつづき陰性が持続し終了しました。5月30日追記
終了後更年期のような症状があったが2週で治まった。6月20日追記
終了後二ヶ月後も陰性化持続です。8月2日追記
終了後3ヶ月目陰性化持続です。9月25日追記
ちなみに基準量で開始した方は作成日までで1人だけですね。今までの治療経過から副作用を少なくして治療を希望する方が多いので反応が出た量で開始することを基準にしています。
次の飲みのみの治療の可能性もあるので副作用なく投与できて陰性化ができることを目標にいまは頑張っています。このまま消えてくれたら本当にうれしいです。
写真は冬の朝日ですー。C型肝炎治療の本当の夜明けが見えてきてる感じがします。
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