肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

肝がん検診2021年 滝川 30名受検終了

2021年07月31日 | 肝がん検診
 
 
 
2021年7月31日(土)、滝川の肝がん検診が始まりました。たきかわ文化センターにて行いました。今回は猛暑って感じ晴れています。会場はエアコンが効いていて助かっております。当初予定しいた5月はコロナ対策で中止となって、なんとか実施できました。来てくれてありがとうございますと受検した方から感謝の言葉が繰り返し聞かれました。ありがたいです。
胆管拡張があった方は胆管がんの疑いがあるので精査をすすめました。膵嚢胞が増大傾向にある方は受診を勧めました。幸い肝がんは認めなかったです。脂肪肝が改善した方が二人ほど。卵チャレンジを説明した患者さんも数名いました。10年ぶりくらいで受ける方もいて継続する意義を感じました。

木星と土星 まだまだ先は長そう

2021年07月30日 | 
 
 
トリミングすると縞が分からなくなってくる。。。
   ←トリミングする前の状態はこんな感じ、まだ小さいのかなあ。
 
 
 一眼のプレビューで拡大したのをiPhoneで撮影した方がそれらしくうつる。。。まだまだだなあ私。。。

木星と土星が見えたので、なんとか撮ろうとチャレンジしてみました。
マクシー60にリレーレンズ方式で、アダプタの延長チューブに10mmのアイピースを入れて、少し大きく見えるとロコに一眼をつけるという方式、やっとできるようになりました。しかしまだ小さい。。。うーん、4mmのアイピースを入れるところまではまだいかない。4mmで肉眼で見るのも視野に入れられなくて四苦八苦した経験があるので、今回は10mmで撮影の練習と思ってやってみました。
直焦点で直接接眼部に一眼を着けるよりは大きくなったのでそれは嬉しかったです。一眼の拡大Viewの時におおおおおこんなに大きくなると感動しました。が、撮影するとなかなかしましまやわっこが上手く出てこない。大気の揺れのせいかなあなどと考えながら、雲が出てきたので終了となりました。

《もういい加減黙って従うのやめませんか?》藤原ひろのぶさんの投稿紹介と診療での思い

2021年07月28日 | 学会研究会報告新聞記事など
藤原ひろのぶさんの投稿をシェアしたいとおもいます。
こういう投稿を紹介するとワクチン反対なんでしょと言われる事があります。。。しかしワクチンが安全だという話しがあまりに多すぎてなにかあったときに後悔する人が出ることの方が私は心配になっています。
実際、本当に大丈夫なのか私は自信はありません。熱や痛みの副反応は大丈夫なことが多いはいえるけど。。。だんだん有害事象が集積されてきているので、有害事象の分析が進んで副反応が出やすい人が分かってからと言う判断も有りだと思います。打った方がいい人打たない方がいい人がわかってきそうな感じもします。すぐに打てない人も多いので予防策をしながら情報を確認してほしいです。最近風邪やインフルエンザにかかってない人であればうつらない行動をしてることが多いので待てるなら待つも有りだという説明をしています。
実際に有害事象のでた患者さんをみていますし、私のまわりは新型コロナで亡くなった人や具合が悪くなった人もいますが、それよりもワクチン後に亡くなったり具合悪くなっている人が多いです。これもそれぞれの環境によって変わります。。。
患者さんからの相談も、打つのが当たり前のように言われる、有害事象が心配で、それでも受けた方が旅行も行ける自由なことができる、抗がん剤治療の合間にやりたいことをやれるなら受けたいんですという方もいました。
もちろん、打つのが当然早く打ちたいという人の方が多いです。
いろんな思いで受けたい方にこたえたいと思っています。
しかし有害事象が報告されていることも隠さず話します。それでも受けなければいけないと追い詰められてる人には酷かもしれませんが、受けた後に後悔しないためには必要なことと思っています。たとえ噂話であろうとも、エビデンスがなくても、後から証明されることもあります。こんな事言われてたんだと後で知ったとき、どれが事実か本当に分からない状態でも後からいろんなことが分かってきてその可能性があったことが証明されてしまうこともあります。絶対無い、絶対ある。どちらも言えないのが医学の世界です。言ってる人いるけど。。。
マスクも効果ある効果ないについては、もう決着着いてると言い切っている人も多いですが、今の研究で言えてることで行動するのであればそうです。しかし過去あれだけ効果がないと言ってきてたのに、新しい方法で効果があると証明されたと。これから、またちがう話が出ることもあり得ないことではない。そんなことを考えていたら何もできなくなってしまうので、今のことが将来も必ず正しいと言えないかも知れないということを忘れずに診療を続けています。
将来の医者に当時は仕方なかったんだよと言われることがあるんだろうなと思いながら、悲しいけどそんなことも覚悟して今の医学は動いています。そのときどきで証明されたことの中でどう考えどう診療していくか。。。
過去の数字と今の数字も同じ死亡の比較でも背景が違います。なので、単純に比較できない。。。そんななかで判断を求められること本当に悩ましいです。。。
ワクチンをするからには、どのワクチンでもそうですが、少しでも症状が出ないように出ても最小限になるようにしたいと思って診療をしています。
この投稿についてはコメント不可とします。

以下藤原さんのFacebookの記事の紹介です。ーーーーーーーーーーーーーーーーー
《もういい加減黙って従うのやめませんか?》

ワクチン接種の強要、マスクの強制、これはどちらも法律違反で、それを黙って見ているのは犯罪を見逃す行為だと自覚しましょう。

職場で嫌がらせを受けたり、差別を受ける、それを本当に不当と感じるならば本気で戦う姿勢を見せるべきです。
フワフワしたその関係性を守ることがそんなにも大切ですか?

曖昧にするその姿が伝播して、真夏でもマスクを外せない子どもが増えたり、死者も重症者もゼロの子どもたちが"接種が必要"だと思い込む空気を作るんです。

プロ野球選手がワクチン接種後に危篤状態になっていると言うニュースが流れてきました。因果関係は不明とのこと。
感染症がこの世から消え去らない以上は、メリットとリスクを自分で考え、自らの判断で決断することが前提です。

この国の20代のコロナで死ぬ確率は、年末ジャンボ宝くじの一等前後賞と同じ確率。

他人に殺される確率が0.03%
遭難する確率は0.0017%
雷に当たって死ぬ確率は0.0012%
飛行機に乗って墜落する確率が0.0009%
40代以下がコロナで亡くなる確率は0.0004%

引用元: https://cucumber-king.hatenablog.jp/entry/hospitalization522

海外との比較ではなく、日本が463日間コロナで騒ぎまくった結果がこれです。それに社会全体がここまで振り回されている事になぜ違和感を感じないのか?

文字が読めて、数字の意味がわかる大人なら自分で判断ができることかと。
「周囲からの圧力が辛い」と言う方も多いですが、それも踏まえて自分で決めると言うのが大人の責任です。
誰のせいにもできません。そして誰も責任を取ってくれません。

誰かを攻撃する必要はありません。
けどね、黙って従う必要もないんです。

去年の2月からひたすら全国を回り、たくさんの暴言を浴びてきました。それでも人に会う事を止めようと思わなかったのは、"おかしい"と感じる状況に黙って従うのは"認める"行為につながるからです。

怖いのは病気ですか?
それとも社会の目ですか?

足りないのは情報ですか?
それとも勇気ですか?

僕は引く気はありません。
おかしいと思うなら一緒に行動をしてほしい。
黙るから偏った正義が横行するんです。
 
 
 
 

会場で待ってますよ^_^
※シェアしていただけたら嬉しいです。

追伸:8/1の21時から井上まゆみさんとインスタライブします。よければ見てください。

#ひろのぶ
#藤原ひろのぶ
#沈黙は容認
#井上まゆみ
⁡#緊急事態だと言う説明をしてほしい
#国民の問題ではなく
#医療業界と政府の仕事では?
スケジュールはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/goodearthschedule
<7月>
7月29日(木) 神奈川県鎌倉市
7月30日(金) 静岡県下田市
7月31日(土) 神奈川県横浜市【満席】ZOOM配信あり
<8月>
8月1日(日) 茨城県那珂市【満席】
8月2日(月) 茨城県土浦市◎ZOOM配信あり
8月3日(火) 大阪府高槻市
8月4日(水) 兵庫県芦屋市
8月5日(木) 北海道札幌市
8月7日(土) 香川県木田郡三木町【満席】
8月8日(日) 香川県丸亀市
8月9日(月) 兵庫県神戸市 ◎zoom配信あり
8月10日(火) 愛知県豊橋市【満席】
8月11日(水) 大阪市天王寺区 ◎zoom配信あり
8月13日(金) 岡山県加賀郡吉備中央町【満席】
8月14日(土) 和歌山県和歌山市
8月16日(月) 東京都大田区
8月17日(火) 岩手県北上市
8月20日(金) 埼玉県さいたま市
8月21日(土) 東京都八王子市
8月22日(日) 愛知県一宮市
8月23日(月) 静岡県藤枝市
8月24日(火) 愛知県新城市
8月25日(水) 愛知県岡崎市
8月26日(木) 愛知県あま市
8月27日(金) 東京都調布市
8月28日(土) 神奈川県川崎市
8月29日(日) 大阪市住吉区
8月30日(月) 山口県宇部市
8月31日(火) 佐賀県杵島郡白石町
各お話会詳細・申込先は
検索エンジンで「藤原ひろのぶスケジュール」で検索すると一覧が掲載されたHPが出てきます。
その他、お話会に関する問い合わせは
GOODEARTH事務局
goodearthjimukyoku@gmal.comまで

世界・日本肝炎デー企画 2021年 肝臓医療講演 放っておけない脂肪肝 動画アップ

2021年07月28日 | 医療講演や歌の集いの動画
 肝炎デー企画 放っておけない脂肪肝 2021.7.28

 

○2021年7月28日(水) 肝炎デー企画
 

世界・日本肝炎デー企画 2021年
  肝炎ウイルス検査の日本在住の方の無料化は肝がん検診団企画と
  一般法人社団北海道B型肝炎訴訟オレンジ基金助成にて実現しました!
 肝炎ウイルス検査のお勧めのティッシュ配り
 日時: 7月28日(火)午後1時半〜2時
 場所:JR桑園駅周辺高架下からイオン側
 医療講演 放っておけない脂肪肝
 コロナウイルスにも勝てる肝臓にして行こう!
   元気で長生きのコツと共にお伝えします
    講師 肝がん検診団団長 川西 輝明
 日時: 7月28日(火)午後2時〜3時
 場所:水色の木もれ陽研修センター
 住所:水札幌市中央区北11条西15丁目2-1
         桑園メディカルプラザ3階

世界・日本肝炎デー企画 2021年 肝炎ウイルス検査お勧めティッシュ配り&肝臓医療講演 桑園地区

2021年07月28日 | 肝炎救済に関連して
 
 
 

○2021年7月28日(水) 肝炎デー企画
 
 桑園地区での実施へ肝炎ウイルス検査お勧めティッシュ配り
 医療講演 肝炎ウイルス検査&脂肪肝エコー無料体験
実施しました。
当日は凄い晴れていて35度。水色の木もれ陽研修センターにて1時過ぎから準備を始めて、1時半ちょっと前に桑園駅の高架下に移動。日陰でも汗がだらだらとなってきました。15名で配ってきました。ハンドマイクを持って、肝炎ウイルス検査を呼びかけつつ、みんなでテッシュを配りました。肝臓友の会はるにれ会、肝がん検診団のみなさん、全国B型肝炎原告団からの知って肝炎プロジェクトの物資提供もありがんばりました。が、熱中症の危険有りと考えて15分で撤収としました。それでも200個のテッシュを配りました。暑い中皆さん協力ありがとうございました。
そのあと、水色の木もれ陽研修センターにて医療講演、放っておけない脂肪肝。15名の方が参加してくれました。

世界・日本肝炎デー企画 2021年
  肝炎ウイルス検査の日本在住の方の無料化は肝がん検診団企画と
  一般法人社団北海道B型肝炎訴訟オレンジ基金助成にて実現しました!
 肝炎ウイルス検査のお勧めのティッシュ配り
 日時: 7月28日(火)午後1時半〜2時
 場所:JR桑園駅周辺高架下からイオン側
 医療講演 放っておけない脂肪肝
 コロナウイルスにも勝てる肝臓にして行こう!
   元気で長生きのコツと共にお伝えします
    講師 肝がん検診団団長 川西 輝明
 日時: 7月28日(火)午後2時〜3時
 場所:水色の木もれ陽研修センター
 住所:水札幌市中央区北11条西15丁目2-1
         桑園メディカルプラザ3階
 医療講演と同じ場所にて
 肝炎ウイルス検査(無料)
   &脂肪肝エコー体験(無料)

医療講演テーマ
放っておけない脂肪肝!
 コロナウイルスにも勝てる肝臓にしていこう!
 長生きのコツと共にお伝えします
講師 肝がん検診団団長 肝臓クリニック札幌院長 川西 輝明
肝炎ウイルス検査 脂肪肝エコー体験 無料です
申し込み不要 お問合せ先 肝がん検診団 011-728-1008
希望者多数の場合は講演会参加者優先にて先着順となることをお許し下さい。
肝がん検診団企画と 一般法人社団北海道B型肝炎訴訟オレンジ基金の助成により実現
しました。

今日のお月さん 2021.7.28

2021年07月28日 | 

 
オートモードで撮ったらピントも条件も自動であっていい感じ。カメラが選んだ条件はISO640 1/500 F10
 
マクシー60は望遠鏡、焦点距離750mm カメラレンズよりくらいのでISOをあげて800 1/320
  
今回は、PENTAX K70とカメラレンズ300mmズームと望遠鏡のマクシー60でとってみました。
カメラレンズだと画像が加工されてよりくっきりになるのかな。望遠鏡の方が解像度が甘いのかな。。。見た目とちょっとピントが違う気がしました。


新型コロナワクチンのアナフィラキシー、患者さんに予防策を聞かれたら?ケアネットさんから

2021年07月26日 | 学会研究会報告新聞記事など
 
ケアネットさんの記事から、アナフィラキシーを心配する患者さんに説明するのに分かりやすいと思いました。
完璧な予防策はないですが、体調を整えることが大事というのは、間違いないと思われます。
ワクチン接種をする方は是非体調のいいときにあわせて行えるよう調整して行きましょう。
ワクチンに含まれるPEGの関連物質などにもふれているのでとても参考になりました。
肝臓の患者さんはペグ化したインターフェロン(ペガシスやペグイントロン)でアレルギー反応が出た方は要注意です。
すぐにみんなが打てる状況ではないので、ワクチン接種を急がないで済む方は予防策をして待ちましょう。

以下ケアネットさんから引用ですーーーーーーーーーーーーーーー
コロナワクチンのアナフィラキシー、患者さんに予防策を聞かれたら?
提供元:ケアネット 公開日:2021/07/16
 7月に入り、新型コロナワクチン接種が65歳未満でも本格化している。厚生労働省の副反応報告1)によると、現時点では「ワクチンの接種体制に直ちに影響を与える程度の重大な懸念は認められない」との見解が示されており、アナフィラキシーやその他副反応のリスクよりも新型コロナの重症化予防/無症状感染対策というベネフィットが上回るため、12歳以上へのワクチン接種は推奨される。
 しかし、接種対象者の年齢範囲が広がることで問題となるのが、SNS上での根拠のないワクチン批判である。その要因の1つが「アナフィラキシー」だが、患者自身で出来る予防策はあるのだろうかー。今回、日本アレルギー学会のCOVID-19 ワクチンに関するアナウンスメントワーキンググループのひとりである中村 陽一氏(横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター センター長/)に話を聞いた。

○ワクチンだけを恐れる矛盾を指摘
 まず、中村氏はワクチン不安に陥る前に、あらかじめ知っておくべきこととして2点を提示した。一つは「腕の痛みなどの注射部位反応や筋肉痛、頭痛、寒気、倦怠感、発熱などの反応は、ワクチンに対する身体の正常な免疫反応を反映している」ということで、それらは数日以内に消失する。もう一つは「わが国における新型コロナワクチン接種後に起こったアナフィラキシーの報告で信頼に足るものは100万回あたり7件と報告されており、医療機関で使用される造影剤(100万回あたり約400件)や肺炎などの感染症で使用される抗生物質(100万回あたり100~500件)に比べると極めて少ない」という事実である。今回の新型コロナワクチンに限らず一般にワクチンはほかの医薬品に比べてアナフィラキシーが少ないと言われているにもかかわらず、接種を怖がる人が多いのは、「一部マスコミの注意喚起が強調され過ぎたのかもしれない。ただし、ごく稀とはいえ誰にでも新型コロナワクチンによるアナフィラキシーがあり得るのは事実であり、個人的にできる予防策があればそれに越したことはない」とも話した。
 アナフィラキシーを増強させる促進要因(飲酒、運動、月経前状態など)2)はいくつか明らかになっているものの、実際にアナフィラキシーが発症する際にはさまざまな要因が絡み合うため、「これという確かな予防策は存在しない」と同氏はコメント。しかし、予防策が断定できなくとも患者が心得ておくべきは、「ワクチン接種日の数日前から体調を整えておくこと」であり、医療者の役割は「自分の患者からワクチン接種の可否について相談された場合にリスク因子の有無を正確に見極めること」と話した。その際に参考になるのは、アナフィラキシーの主な原因が新型コロナワクチンの主成分ではなく添加物(ポリエチレングリコール[PEG]やポリソルベートなど)との報告である。実際にファイザー製やモデルナ製にはPEGが、アストラゼネカ製にはPEGに交差反応性のあるポリソルベート80が添加されている。
 一方、これらの賦形剤は多くの医薬品(注射薬、錠剤、外用薬、など)や化粧品に(PEGはマクロゴールの名称で)広く含有されており、同氏は「私の所属する医療機関で扱っている医薬品4,000種類以上に含まれている。そして、多くの患者は普段から定期的にこれらを体内に取り込んでいることになる。もちろん、その接種経路により症状誘発の程度が異なることはあり得るが、自分が担当する患者さんにワクチン接種の可否を訊ねられた際には、定期処方薬にそれらが含有されていることを確認した上で、『あなたは一般に新型コロナワクチンの原因と言われている成分を毎日服用しているのに普段何ともないのですから、そんなに心配することはないですよ』とアドバイスをして安心していただくようにしている」と、添加物の実状と患者の不安を払拭させるような声掛け方法を例示した。
 現在、PEGは日本薬局方には医薬品添加物として、分子量200、300、400、600、1000、1500、1540、4000、6000、20000が登録されており、添付文書ではマクロゴール◯◯や下記のようにPEG◯◯などと記載されていることが多い(◯◯は分子量)。
<各ワクチンに含有される主な添加物>
・コミナティ筋注(ファイザー):2-[(ポリエチレングリコール)-2000]- N,N-ジテトラデシルアセトアミド
・COVID-19ワクチンモデルナ筋注(モデルナ):λ1, 2-ジミリストイル-rac-グリセロ-3-メチルポ リオキシエチレン(PEG2000-DMG)、トロメタモール(アナフィラキシー報告あり)
・バキスゼブリア筋注(アストラゼネカ):ポリソルベート80

○アナフィラキシーの“既往なし”でも注意したい患者
 加えて、PEGやポリソルベートに対するアレルギーが考えにくい場合でも、ワクチン前に受診を薦めたい患者として「喘息患者のなかでもコントロール不良な人、そして、“かくれ喘息”の人」を挙げた。喘息はアナフィラキシーの重症化リスクの1つであるため、「喘息治療をしていないが、ゼーゼー、ヒューヒューと喘息様の症状を有する人、治療を続けていても発作が多かったりコントロールが不良だったりする人は、ワクチン前にしっかり診断と治療を受け、コントロールしておくことも重要」とし、接種後には「通常の2倍の時間、30分間は経過観察が必要」とも話した。
 これらを踏まえ、アナフィラキシー発症リスクの高い例と注意すべき患者像を以下のように示す。
<アナフィラキシーに注意すべき患者像>( )内は主な可能性
・高齢者(薬剤に過敏歴がある場合、化粧品使用とその経験が長い)
・女性(化粧品の使用率が高く、PEGへの経皮感作の可能性がある)
・喘息の既往(コントロール不良、発作が多い)、かくれ喘息
<アナフィラキシーの発生リスクを探る>(優先順)
1)アナフィラキシーに最もリスクがある患者は“PEGやポリソルベートによるアナフィラキシー歴あるいは1回目のワクチン接種でアナフィラキシーがあった”人。その場合には接種を見送る/2回目接種を見送る必要がある。
2)次に注意すべきは、“原因不明あるいは不特定多数の医薬品などによるアナフィラキシー歴(PEGやポリソルベートに対するアレルギーの可能性を有する)”がある人。この人は可能な限り主治医に事前相談し、集団接種会場ではなく医療機関での個別接種が望ましい。
3)“アナフィラキシー歴はあるが、PEG・ポリソルベートなどの賦形剤以外の物質(食物、金属など)が原因として確定している”人は通常通りワクチン接種を行っても差し支えないと言える。

 アレルギー反応にはアナフィラキシーや花粉症、食物アレルギーなどを引き起こすI型、II型(血小板減少症など)、III型(SLEや関節リウマチなど)、IV型(接触皮膚炎など)が存在するが、食物アレルギーはアナフィラキシーと同型に分類されるため、食物アレルギーを抱える患者は接種に不安を抱え、ためらうこともあるかもしれない。これについては、日本アレルギー学会が今年3月に公開したアナウンスメント3)にも「少なくとも現時点では花粉、食物などの特定の抗原に対する I 型アレルギーや、アナフィラキシー症状を伴わない喘息、アトピー性皮膚炎などのアトピー疾患であることが、新型コロナウイルスワクチンに対する過敏性を予測するものではないことを意味する」と示されている、と強調した。

医療者としての声掛けー新型コロナワクチンに不安な被接種者へ
 新型コロナに罹患した際の症状は死に至る場合もある。感染から回復しても長引く後遺症(疲労感・倦怠感や息切れ…)に悩まされることになり、それらの症状からいつ完全回復を遂げられるかはまだ明らかにされていない。ワクチン接種時の一時的な副反応症状(発熱、倦怠感など)と発症率が低く適切な治療により致命的になることがほとんどないアナフィラキシー、どちらのリスクが自分にとって危険であるのかを天秤にかけた場合、「ワクチンを接種せずに新型コロナに罹患することだけは避けるべきであるのは自明」と同氏は繰り返した。
 最後に、ワクチン接種に関し医療者が患者にできることとして、「今後の変異株の拡大などにより若い人でも重症化することが懸念されている現状では、患者にワクチンを諦めさせるのではなく、推奨することが大切なのではないか」とワクチン接種が患者の命を救う最善の手立ての1つであることを強く訴えた。
中村 陽一(なかむら よういち)氏
横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター長
1955年香川県生まれ。81年徳島大卒。91年医学博士取得および米国ネブラスカ大学留学。2000年国立病院機構高知病院臨床研究部長を経て05年より現職および昭和大学医学部客員教授。日本アレルギー学会功労会員。同学会アナフィラキシー対策委員会委員長。
(ケアネット 土井 舞子)
参考文献・参考サイトはこちら
1)厚生労働省:副反応疑い報告の状況について(2021年6月23日)
2)日本アレルギー学会:アナフィラキシーガイドライン
3)日本アレルギー学会:新型コロナウイルスワクチン接種にともなう 重度の過敏症(アナフィラキシー等)の管理・診断・治療
日本アレルギー学会:患者さんに接する施設の方々のためのアレルギー疾患の手引き 《2020年改訂版》
厚生労働省:新型コロナワクチンQ&A(アレルギー反応が心配されている、ポリエチレングリコール(PEG)やポリソルベートが含まれる医薬品にはどのようなものがありますか。)

肝がん検診2021年 枝幸49名受検(50名予約) 稚内34名受検(予約34名) 

2021年07月25日 | 肝がん検診
 
  
 7月25日(日)は稚内、肝がん検診が始まりましたー。今日も天気、暑くなりそうです。風が涼しいので救われています。
朝電話で飛び込みと思った方はすでに予約していました。キャンセル無く34名受検してくれました。
膵臓の精査を継続されている方はそのまま通院を続けるよう話しました。脂肪肝の改善があった方が2人ほどいてよかったです。
新規の人が増えていたのが稚内では珍しかったです。脂肪肝が増えてきています。
 
  
2021年、枝幸稚内の肝がん検診が始まりました。
7月24日(土)は枝幸町、50名の予約、天気はとってもよくて、暑かったですー。扇風機のありがたみひしひし。
肝腫瘍精査が一人、脂肪肝の改善が二人、脂肪肝の新規の人が数人と脂肪肝の割合が増えていました。

今日のお月さん 2021.7.24

2021年07月24日 | 

 
今日は満月、稚内の空は曇っていて、雲の向こうに月が見えました。かすんでるのでくっきりって訳にはいかないですがなんとかこのくらいまで写せましたー。
7月の満月は、「バクムーン」と呼ばれます。オスの鹿がこの時期に角が生え変わるために、「バクムーン(男鹿月)」と呼ばれるようになったとか。7月24日午後11時37分が満月。
PENTAX K70 300mmズーム F5.8 ISO400 1/100


名寄名物若鶏の半身焼が稚内で プラスイーグル店前屋台販売 2021.7.25まで

2021年07月24日 | 
 
 
   
肝がん検診の前泊で稚内い移動、名寄でやきとりをしている知人が稚内で半身焼を屋台販売してるってことで、行ってきました。7月25日(日)までやっているとのこと。
とっても美味しい半身焼、お勧めは塩。早速みんなで食べました。