川上博史さんのブログにB型肝炎訴訟の話がのっていました。肝炎患者さんの気持を逆なでするような、弁論。。。頻度の少ない感染経路を示すことで、すぐ救われる人が救われないような裁判にしてしまうことの犯罪的な行為を国はなぜするのか、、、悲しい現実ですね。B型もC型も医療が広げた病気であることを認識してもらうことがいちばん大切なのにと思います。
B型肝炎訴訟 口頭弁論全国で相次いで開かれました。
10月31日、鳥取地裁、14日、大阪地裁 17日、松江地裁 21日、東京地裁と開かれ、いずれも国側は請求棄却を求め、争う姿勢を示しました。
提訴者の感染経路の経緯が記事の中では書かれていないが、母子手帳などに予防接種などの記録が書かれていれば、最高裁判決に準じるはずなのだが。
いずれの地裁も予防接種にまつわる物的証拠がないのでしょうか。
大阪地裁では『国は答弁書で「ほかの原因で感染した可能性もある」と反論、予防接種と感染との因果関係を否定した。』と書かれています。
ところが
最高裁の因果関係の判断では
本件において、原告らについて、集団予防接種のほかには感染の原因となる可能性の高い具体的な事実の存在はうかがわれず、他の原因による感染の可能性は、一般的、抽象的なものにすぎないことなどを総合すると、原告らは、集団予防接種における注射器の連続使用によってB型肝炎ウイルスに感染したがい然性が高いというべきであり、経験則上、集団予防接種と原告らの感染との間の因果関係を肯定するのが相当である。 参考 「札幌B型肝炎訴訟」の最高裁の判決要旨
とあるので、今更「予防接種と感染との因果関係を否定」したところで、単なる時間稼ぎにすぎないのだが。
国側の意図が読めませんね。傍聴しないと雰囲気がつかめないかもしれません。