先週小学校の卒業式にも出席してきました。PTAの役員をしている関係で卒業式で祝辞を述べさせてもらう機会があり、卒業生にあいさつをさせていただきました。子供たちがたくさんの夢を叶えてくれるよう、思いを込めてあいさつしてきました。
祝辞の書き方もよくわからず、ネットでいろいろ調べてみて、みんな同じようなこと話すんだなあって思いながら、自分の話したいことを書き留めてみました。
写真は祝辞を包んでる紙ですが、私の手書きで、へたっぴと言われつつも書いてきました。あ、中味は印刷だけど。終わったあと返してくれるんですねえ。知らなかった。卒業式ではうるっと来ました。自分の子どもの卒業式は、かなり泣いちゃいそうな気がします。。。
祝辞
卒業生の皆さん、本日は、ご卒業、おめでとうございます。ご参列の保護者の皆さま、ご卒業、まことにおめでとうございます。
卒業生のみなさんは、これまで、いろんな方からいろんな話を聞く機会があったと思います。私も、先週みんなの前で自分の仕事や夢などについて話をさせてもらう機会があったこと、とても感謝しています。今日は、その時に時間が足りなくて話せなかったことを少し話したいと思います。
自分を信じて褒めてくださいといいました。自分には、これからなんでもやれる可能性があることを信じてくださいといいましたね。
たとえば、勉強は一つの能力のはかり方にすぎません。社会ではいろんな能力の発揮の仕方があります。今は無いような仕事が、これからもたくさんでてくるでしょう。ですから、どんどんいろんなことを思ってください。そして、その中で自分がなりたいやりたいと思うことを是非見つけていってください。もし今思いつかないなら、これならなんとかなるなあって思うものでも構いません。自分が理想を思うことは、いつの時代でも大切なことです。そして、その夢を実現できるのは自分であり、自分にしか自分の夢を実現出来ないと言うことに気づいていってください。
もちろん、自分だけで夢が実現できるという意味ではありません。自分が夢をかなえるためにたくさんの人たちの直接または目に見えない協力があって実現してると言うことはたくさんあるのでそのことへの感謝の気持ちは忘れないでください。
可能性はあきらめた時点で不可能になることが多く、可能だと信じ続けることで可能となること、過去に不可能を可能としてきた人がいっぱいる事を思い出してください。
そして、卒業生のみなさんはこの6年の間に不可能を可能にしてきた立派な人であることを思い出してください。子どもから大人になるのは当たり前のことと思っているかもしれませんが、1年生の時、6年生がしていることをしようとしたらできなかったこと沢山ありましたよね。それが今はできて当たり前になってる、これって、すごいことなんです。同じようなことが大人になってもあると言うこと、ただそれが、大人になれば出来る当たり前と思えることだけじゃなく、大人も知らなかったり出来なかったことをみなさんはするようになると言うことなんです。これから、みなさんは未来にいっぱい夢をかなえることでしょう。そしてそれは、今のみなさんの心の中に、もうできてることもあると思います。
不可能を可能にする、こつを、一つ紹介しましょう。それは、どんなに困難だと思えることや、嫌なことの中にもよかったと思えることが隠れていることに気付けるようになることです。わたしはよかった探しと呼んでいました。最初はなかなか気付けないかもしれません。また、気付いてもこじつけだと思うかもしれません。でも、そのことで自分が取り組んでよかったと思えるなら、もう成功へ進み始めていることになります。もちろん、続けていかないと途中でやっぱり駄目だ無理だあと思うことになり、あきらめや失敗といった方向へ進んでしまうので、よかったことを思いつき続けることが不可能を可能にしていくためには大切だということになります。
今の世の中は、たくさんの問題もあります。今回は地震が起きて津波が起きてたくさんの人たちが困っています。地球温暖化、エネルギー問題などいろんなことがあります。これらのいろんな問題を解決するためにはたぶんいろんな方法があって、今は出来ないこともたくさん含まれていることでしょう。その方法の一つひとつを当たり前のように解決して行くのがみなさんになることを信じて疑いません。
私たち大人もみなさんに負けずにこれからもいろんなことを可能にしていきます。しかし、私たちよりも、もっともっと、みなさんは可能に出来ることがでてきますから、そのときは是非そのいいことを体験させてください。
最後になりましたが、今日まで子どもたちを温かく見守り、導いてくださった地域の方々、校長先生をはじめとした新川小学校の先生方に対し、この場をお借りしまして、厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。これからも子供たちを見守り続けて頂ければと思います。
また、保護者の皆様におかれましても、6年間、PTA活動にご協力くださいまして本当にありがとうございました。
終りに、卒業生の皆さんのさらなる成長をお祈り申し上げ、祝辞とさせていただきます。 本当に卒業おめでとう。