
2011年11月28日から使えることになったテラビックの勉強会に行ってきました。虎の門の熊田先生が話をしてくれて、皮膚症状の対応の仕方、虎の門では皮膚症状での中止をしないで済んだという対応の仕方を紹介してくれていてとても参考になりました。
開始時の量も、女性ではちょっと少なめにとか、AFPを考えると効果予測がしやすいとか臨床にそった投与方法が話されて、これなら何とかなるなって思えるようになりました。
耐性ウイルスについては、2年たつと検査上はいなくなっていると言うことで、そんなに心配しなくても良さそうだという話だったみたいだけど、ペグリバをその後使うことで消えている患者さんの例も示してくれて、この辺は十分対応可能なようでした。
遺伝子検査については、効果のあった人無かった人はこういう人だったという分析には意味があるけど、治療前に予測するには、まだ使いたいと思えるレベルじゃないなあ。
それにしても1カ月投与で中止しても消えている人や短期間での投与でも消えている人がいるってことは、ウイルスの消失、感染した肝臓細胞の消失がかなり出来る薬であることは間違いないんだなと思えました。
一ヶ月おきに投与したりするのも、患者さんが楽に出来る投与法になるのかなと思ったり、これからのさじ加減の報告が楽しみな薬でもあるなと思えました。
写真は名古屋のホテルからの朝焼けです。