肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

第1回世界・日本肝炎デーフォーラム akioさんからの転載ですー

2012年08月07日 | 肝炎救済に関連して
以下akioさんのページからの一部編集分です。いつもながら、報告ありがとうございますー。

東京の広尾で行われた「第1回世界・日本肝炎デーフォーラム」に参加してきました~♪
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日時:2012年7月28日 13時~17時
場所:JICA地球のひろば(渋谷区広尾)
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場所は高級住宅地の広尾。オシャレな街に縁遠い私は、東京に30年以上住みながら広尾は初めて!
会場は人でいっぱい、多くの人が興味をもってくれて嬉しいです(↓管元首相のスピーチの時の写真がブログにはあります)

今日7月28日は世界肝炎デーです。世界中の肝炎患者とその支援者がいっしょに集います。
この世界的な企画を用いて、世界中で“見ざる、聞かざる、言わざる”の三猿アクションが行われます。
三猿アクションとは、「差別偏見等などの悪い情報は、見ない、聞かない、言わない」という姿勢を示すもの。
世界中で多くの人が同時にアクションをした企画として、ギネスブックに申請されるのです。
もちろん私も猿になりました。ギネス認定されると嬉しいなぁ~!

さて、後半は2件の講演がありました。

1件目は、薬害肝炎訴訟弁護団の代表として活躍されている鈴木先生の講演です。
患者仲間と共に戦ってきた先生の言葉に、重いものを感じます。
・『自分のことなら諦められる、でも人のためなら頑張れる』という、患者さんの言葉が心にのこっています。
・患者ひとりひとりは弱いです。でも、患者が集まって力を合わせることで、国を動かすこともできるのです。だから患者会、患者団体は大切なのです。

2件目は、国府台にある国立国際医療センターの正木先生の講演です。
昨年から始まったテレプレビル3剤治療の治療状況の話をされたので、紹介いたします。
・現時点で、5000例を超えるテラプレビル3剤治療が行われている。
・臨床試験は65歳以上の患者は実施していないが、5000例の4分の1が65歳以上である。
・高齢者の場合は、テラプレビルの投与量を1500mgに減らすことも、普通に行われている。
 この場合、投与量を3分の2に減らしているが、治療効果は下がらないという報告もされている。
・皮膚炎対策が十分にとられており、重い皮膚炎の発生率は5%程度に抑えられている。
・次世代プロテアーゼ阻害剤であるTMC435の著効率は9割近くで、テレプレビルより1割ほど高い。
 テラプレビルと比べて副作用が弱い。海外で治験が行われているGS7977も、著効率は約9割。
 

当日は、B型肝炎原告団の谷口団長、Hoianさん、田中さん、そして5歳の坊やを連れて新潟から参加してくれたキョロさんと再会できました。キョロさんの坊やは、大好きな新幹線マックスに乗ることができて大満足だったみたい。可愛い~~~!!!
また、C型仲間のすずめさん、トマちゃん、Yokobueさんと一緒に、お茶&食事を楽しみました。
たくさんの仲間に会うことができて、とて~も楽しい一日でした!
皆さん、どうもお疲れ様でした~!
ではまた~♪
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